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日本の選挙と同じ? 韓国大統領選挙「低次元な争い」
韓国大統領選挙は9日、水曜日が投票日だ。
終盤になっても鍔迫り合いが続いていて予断を許さないようだが、その一番の理由は両候補とも決め手のない、低次元の争いだからのようである。
新潮によれば、片や相手方を「頭が空っぽの空き缶」「獣」と罵り、片や「豚」「寄生虫」と蔑む醜い選挙戦だそうだ。
この選挙は「リンゴ選挙」と呆れられているという。さる韓国ウォッチャーがこういう。
「韓国ではリンゴのことを『サグァ』と言いますが、これは謝罪を意味する『謝過』と同じ発音。要はスキャンダルが次々発覚し、両候補が謝罪ばかりしている。それに呆れて有権者が“今年は随分とリンゴが豊作だな”と皮肉交じりに嘆いているのです」
日本は総理選びに国民は関われないから、ここまでひどくはないが、これが直接選挙になったら、同じようなことになるはずである。
自分の不祥事だけではなく、妻のスキャンダルも暴露され、大統領選は混迷を深めているようだ。
公約にも首を傾げたくなるようなものが多いという。
「インプラント手術への保険適用」
「タトゥー施術の医療者以外への解放」
「兵士の携帯電話の通話料料金を半額に」
野党候補が当選すれば、今度は、文在寅大統領の“悪事”を暴き、逮捕・投獄させるのだろうか。
お次は現代から。英国ロンドン郊外にあるパブリック・スクール、ハロウ校は450年の歴史を誇り、英国の名門私立校グループ「ザ・ナイン」の一角をなす伝統校だという。ウィンストン・チャーチル元英首相やジャワハルラール・ネール初代インド首相など、世界的な指導者を輩出したことでも知られるそうである。
そのハロウ校が初めて日本に系列校をつくるとあって、教育熱心な富裕層の間で大きな注目を集めているという。
英国の本校と同様に、ここも完全寄宿制の学校で、年間の学費は寮費も込みで約900万円と高額で、11歳(小学6年生)から18歳(高校3年生)が入学対象で、初年度は210人の入学者を見込んでいる。
岩手県盛岡駅からJR花輪線に乗り、1時間ほどで到着する安比高原駅は無人駅。周囲はブナの木と針葉樹に囲まれ、駅舎以外の建物はほとんどない。駅から見える唯一の大きな建造物がオレンジ色の外壁をしたピカピカの校舎だという。
今年8月に開講を目指しているそうだ。ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンの校舎建設は急ピッチで進められている。
日本の中にも、900万円払ってでも、英国式の国際的な教育を子供に受けさせたい、そう考える大金持ちがいてもおかしくはないだろう。
しかも、安比高原には、私も何回か行ったことがあるが、リクルートが昔作った日本屈指の名門ゴルフコースもあるし、2月には超高級ホテル「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」が開業したばかりだ。
だが、この学校が「中国人の学校」であることは現地でもあまり知られていないと、現代はいう。
地元八幡平市の不動産業者がこう話している。
「ハロウ安比校は、安比高原でスキー場やゴルフ場、ホテルを経営する岩手ホテル&リゾート(IHR)社が誘致し、開発を進めてきました。このIHR社は16年にオーナー変わり、中国資本の会社になったと地元では考えられています」
ハロウ安比校の建設予定地の登記簿謄本を見ると、同土地に「合同会社H.A.Development」
という会社が地上権(土地を使用する権利)を設定しているという。
この法人は日本企業だが、代表社員がいる法人は、今や中国に完全に取り込まれた香港特別区にあると登記されているそうだ。
だが、記載された住所には同社以外にも複数の会社が存在している。このため、ペーパーカンパニーである可能性も疑われるとしている。実態が判然としない中国資本の企業がハロウ安比校の運営に携わるようだ。
英国在住で、子どもをボーディングスクール(全寮制学校)に通わせているS&Sインベストメントの岡村聡代表がこう話している。
「近年、中国人の富裕層に英国のボーディングススクールが人気です。そこに目をつけて、中国資本が英国のブランドを借りて、東アジアで土地を購入し、学校運営を行うケースが増えてきました。ハロウ安比校もおそらく同様のケースでしょう。
中国の富裕層にも日本の清潔な環境は人気ですし、そこで子供に英国式の教育を受けさせられるのは魅力的です。しかも、英国より近くて、ほとんど時差もない。ハロー安比校に通う学生は、中国人が中心になってもおかしくありません」
全寮制か、昔は憧れたな。いいじゃないか、中国人に交じって日本人が学ぶのも。国際人はそうして生まれるのだ。
高校サッカーの名門・青森山田の不祥事
青森山田高校といえばサッカーの強豪高校として有名だ。そのサッカー部を率いるのは黒田剛監督(51)。就任当初は決して強豪校とはいえなかったサッカー部を、25年以上にわたる指導で全国区へと押し上げ、“名将”と評されているそうだ。
しかし、その青森山田のサッカー部で先ごろ、生活面での不祥事が起きていたと新潮が報じている。
「この件について、僕たちは本当に怒っているんです。学校が隠蔽したと言われても仕方ありませんから」
と、サッカー部員の一人が言葉を振り絞る。発端は1年ほど前にさかのぼるという。
「昨年の2月12日の午後だったと思います。当時の2年生の部員がオレンジ寮(3つに分かれている寮の一つ)の一室の冷蔵庫にお酒が入っているのを見つけたんです。その部員はすぐに、サッカー部のコーチに報告しました。その部屋にコーチが行ってみると、腰上ほどの高さの冷蔵庫にビッシリと酒が入っていたのです。種類はビールやチューハイなどだったと聞いています」
酒の調達方法は、
「深夜に寮を抜け出し、近くのコンビニで買います。店員は外国人が多いので年齢確認もそんなに厳しくないそうです」(同)
当然、飲酒していた部員をのぞく全サッカー部員が集められた。別のサッカー部員がこう話す。
「その時、黒田監督は彼らが酒を飲んだとは言わずに、“酒を飲もうとしていたことを分わかった”と説明しました。それだけでも卑怯ですが、その上で、“これは青森山田内の問題だ。部内だけで収めろ” “親や友達に言うな。SNSにもあげず、入学する新入生にも言うな”と口止めをしたのです」
自分が指導・監督している部員の不始末を、トップが率先して隠そうとしたというのでは、名将の名が廃りはしまいか。
新潮が黒田監督を直撃すると、「えっ…」と絶句したそうだ。そうしたこういったという。
「俺、直接関わっていないから、わからないんだけど。隠蔽じゃなくて…。最高責任者じゃないんで。学校には校長がいるし…」
しどろもどろの監督にかわり青森山田高校の花田惇校長が取材に応じ、酒が見つかったことは認めたが、
「停学処分を隠蔽したということは全くありません。学校ですから、間違ったことがあれば正しく指導し成長を見守ることが最も重要です。そういった観点からも特に公表するという事柄ではありません」
高校野球では過去に、部員の飲酒や喫煙で、出場辞退するケースもたくさんあった。信賞必罰。けじめはきちっとつけないと、そこから不祥事が拡大することもある。部や部員を大事にするのなら、こうしたことを疎かにしてはいけないと思うのだが。
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