ロバート馬場は料理だけでおもしろい!『さんま御殿』で見せた超芸人の境地
#ロバート #踊る!さんま御殿!! #馬場裕之
先日、3月1日に『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で「家事ウマVS家事ヘタ」と題して、家事が得意なタレントと苦手なタレントが意見をぶつけ合う回が放送された。
芸人は家事ウマのほうにロバートの馬場裕之さん、家事ヘタのほうにロバートの山本博さん、シソンヌの長谷川忍さんが出演していた。
何気なく番組を見ていてふと気づいたことがあった。今回は『踊る!さんま御殿!!』、特にロバートの馬場さんに着目し、軽掘りしていく。
さんま御殿というMCに左右される特殊な環境
番組は家事ウマ側が家事へのこだわりやテクニックを発表し、家事ヘタ側がなぜ出来ない、何が出来ないというのを発表していくというとてもわかりやすい図式。
こういう出来る側と出来ない側がトークする番組の場合、芸人は出来ない側にいてトークすることが多い。何故なら出来ないというのはとてもボケやすいのだ。
芸人の漫才を想像してもらったらわかると思うが、出来ない人が言い訳をしたり、間違えた知識を喋ったりする方が笑いやすい。だからツッコミだろうがボケだろうが、エピソードを話すときは出来ない側でトークするほうが、普段のボケに近いのでやりやすいのだ。
さらにこのさんま御殿は特殊な番組で、MCの明石家さんまさんがボケたり、ツッコミんだり、場面によってスイッチするので、ゲスト出演している芸人はそれを瞬時に察知し、ボケとツッコミを切り替えなければいけない。それなので普段ツッコミの芸人がボケ側で出る事が多いのだ。
今回も例に漏れず、普段はツッコミをしているロバートの山本さん、シソンヌの長谷川さんが出来ない側で出演している。
ではロバートの馬場さんはどうだろうか?
彼は普段ネタではボケ役をしている。そして今回は出来る側で出演。ボケが出来る側で出演するなんて、まるであべこべだ。普通ならボケることも出来ず、突っ込むことも出来ないで終わりそうなものだが番組を見て、馬場さんは十分インパクトを残していた。
なぜインパクトを残すことが出来たのか。それは馬場さん自身が芸人としてではなく、その先の存在になっていたからではないだろうか。
芸人はもともとおしゃべりのプロである。ただし、馬場さんはあまりおしゃべりが上手なイメージは無いが、それでも20年以上芸人をしてきた人は一般の料理人より、あきらかにトークの腕は上だ。
さらにロバートとしてがむしゃらにお笑いをしてきたピークを越え、今はお金も時間も余裕があるはず。そんな馬場さんが料理にこだわりを持つということは、いろいろな機材や調味料を揃えたり、つてを使って専門家の話が聞けたり、ファンからの情報を手に入れたりと、有利なことがたくさんあるだろう。
現に番組内でも『旨味を凝縮する為に野菜を家で干している』『塩だけで5、60種類揃えている』という数々のこだわりを話していた。
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