ごつ盛り、デカうま、ニュータッチ! 安価系「油そば」カップ麺3選!
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最近は、スーパーやコンビニのプライベートブランド(PB)商品がたくさん店頭に並び、カップ麺は名店再現系をはじめとする高価な商品と、PBなど安価な商品の二極化が進行しています。安価なカップ麺は以前なら、醤油、味噌、塩、豚骨、焼そば……などシンプルな味が多かったですが、最近は趣向を凝らした商品が多く登場。「油そば」ジャンルもそのひとつです。
1990年代後半のブームを経てラーメンの一形態としてすっかり世間に認知された油そばは、「ぶぶか」や「珍々亭」といった名店の味を再現した商品が牽引する形で、カップ麺でも定番化。最近は安価な商品でも油そばが次々と発売されています。今回は、安価系油そばカップ麺を3、ご紹介していきます。
ごま油とニンニクが香ばしい!東洋水産「ごつ盛り 油そば」
最初に紹介するのは、東洋水産の「ごつ盛り 油そば」(オープン価格)。大盛カップ麺で最も売れている人気シリーズ「ごつ盛り」の商品です。2021年3月に期間限定で発売されましたが、先日ついにレギュラー商品として再登場しました。
大盛カップ麺といえば、エースコックの「スーパーカップ」や東洋水産の「でかまる」がおなじみですが、両シリーズが200円オーバーなのに対して「ごつ盛り」は100円強で店頭に並ぶことが多く、圧倒的に安価。安価なのでさすがに作り込みや具の量では見劣りしますが、麺量は同等。無駄を削いだ最強の姿とも言え、まるでフリーザの第4形態のよう。価格のわりに味にこだわりが感じられるのも人気の秘訣です。
パッケージにはニンニクとごま油が描かれており、「ごつ盛り」らしく単に量が多いだけではない味へのこだわりを期待させるものがあります。実際、「ごつ盛り」はカップ麺ファンの間では安心の大盛ブランドとして定評があるため、金看板を背負っている以上は他のシリーズ以上にヘタな商品は出せないはずです。
大盛の麺の上にキャベツが乗っているだけで、「ごつ盛り」としてはシンプルでちょっと味気ないように見えます。「ごつ盛り」シリーズの焼そばにはキャベツの他にマヨネーズも入っているので、同じ汁なしカップ麺でもどうしても安っぽく見えてしまいます。
見た目に反して、たれの味は安価品とは思えないレベル。豚脂を効かせた醤油味で、パッケージに書いてあった通り、ごま油やニンニクをしっかり効かせています。特にごま油が主役として君臨し、かなり香ばしい仕上がり。酸味もほのかに感じられ、丹念に味を重ねた完成度の高さでした。
麺は中細程度で麺の主張を抑えることで、たれの味を引き立てています。カップ麺の油そばは太麺が使われることが多いので、中細麺で大盛はめずらしいです。ごま油の強さや麺が細めなことで、安価ながら確固たる主張が感じられました。
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