羽生選手のマニアなゲーム愛を引き出した安住アナに開発者たちからお礼メールの奇跡
#安住紳一郎 #羽生結弦 #みやーんZZ
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第57回目。
今回は2022年2月20日、27日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』でリスナーから届いた、羽生結弦選手の好きなゲームに関するメールを安住紳一郎さんが紹介していた部分です。
北京冬季オリンピック・フィギュアスケート男子に出場した羽生結弦選手を担当するテレビ番組でインタビューした安住さん。競技を終えて少し落ち着いた時間を過ごしているという羽生選手からこんな発言を引き出していたのでした。
「割と僕、殺伐としたのもやるんですけども。なんですけど、今は『どうぶつの森』をやっています。あと、僕の中で一番ゲームとして好きなのは、スーパーファミコンのゲームなんですけど。『平成 新・鬼ヶ島』というすごくマイナーかもしれないですけど。たぶんわからないと思うんですけども。そのゲームが僕の原点であり、そして『エストポリス伝記II』っていうやつがあるんですけども。それも僕の原点です。ぜひ伝えたい(笑)」。
そして、このインタビューを聞いた視聴者の方から『日曜天国』にこんなメールが届きました。「羽生結弦選手のインタビューをテレビで拝見いたしました。順位はどうあれ、演技の枠を超えたプロフェッショナルな生きざまをリアルタイムで見られることを幸せに思います。
その中でTBSのインタビューで触れられていたゲーム『平成 新・鬼ヶ島』の開発に私は携わっていました。25年近くも前のスーパーファミコンのソフト。しかもヒットしたわけでもないタイトルが羽生選手の口から出たことに大変、驚きました。自分の過去の仕事が形として残っていて、誰かの手に取られているんだなあとしみじみ実感することができました」。
なんと! 羽生選手が言及していたゲーム『平成 新・鬼ヶ島』の開発に携わっていた方からのお礼のメール。これには安住さんも驚きつつ、大いに喜んでいたのでした。
さらにその翌週、今度は『エストポリス伝記II』の関係者からのメールが番組へ届きます。
「先週、放送でフィギュアスケートの羽生結弦選手のゲームの原点である『平成 新・鬼ヶ島』の開発担当者が紹介されており、感銘を受けました。羽生選手の口から自分の担当したゲームの名前が出ること。なんて幸せなことでしょうか。
実は私もその1人なんです。羽生選手が2番目に言った『エストポリス伝記II』の作曲は私が担当いたしました。『またこの話を引っ張るのか』と言われそうですが、ぜひお礼が言いたくメールいたしました」とこちらはゲームの音楽を担当されていたからのお便り。
2週続けて、20数年前のゲームの製作に携わった関係者からのお礼のメールが届き、安住さんも「こんなこともあるんですね」と驚いていました。
このメールの紹介後、安住さんは「そしてまあ、こんな私が言うのもなんですけれどもね。その羽生選手のゲームの原点という話をね、大変なプレッシャーかかる中で引き出した私にも一言ね、なにか……社会からの賛辞があってもいいような気もするんですけれども……いやいや、いけません! 民放のアナウンサーたるもの、社会からの賛辞などあてにしてはいけませんっ!」と自身の成し遂げた大きな仕事を半ばネタのように自画自賛しており、聞いているこちらも思わず笑ってしまいました。
TBSのオリンピック番組メインキャスターの大役を無事に務めあげた安住さん。そのいい仕事によって、羽生選手の思いがゲームの関係者の方に伝わったなんて本当に素晴らしいことですよね。もちろん、この2作品のファンの方々も大喜びだったと思います。安住さん、本当におつかれさまでした!
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