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渡部建とは正反対? 多少トラブっても無問題な女性タレントたち&その理由

渡部建とは正反対? 多少トラブっても無問題な女性タレントたち&その理由の画像1
復帰後もいまだに逆風の渡部建(Getty Images)

 多目的トイレ不倫による長い謹慎生活を経て、アンジャッシュ・渡部建の復帰がなんとか実現はした。同じく過去に女性トラブル(未成年との飲酒騒動)を起こして一時は無期限活動停止していた俳優の小出恵介も、6年半ぶりとなる主演舞台が2月に開幕し、話題となっている。

「渡部も小出も、復帰まで思った以上に時間がかかったという印象です。渡部に関しては、テレビ関係者はみないつ復帰してもいいと思っていたんです。ですが、週刊誌などで復帰がスクープされる度にSNSでバッシングが繰り返され、CMスポンサーからの理解が得られなかった。小出に関しても、未成年とのトラブルということでなかなか調整がつかなかったんです」(民放関係者)

 トラブルを起こした芸能人の復帰やその後の活動はしばしば話題になる。渡部のように、いちおう復帰はしても厳しい状況が続くタレントがいる一方で、多少トラブっても軽やかに人気を取り戻すタレントもいる。

「熊田曜子は、会社経営者の夫からDVを受けて訴訟を起こし、昨年12月には有罪判決が出ています。ただ、夫から熊田の不倫疑惑も飛び出して、そちらも訴訟沙汰になり泥沼化。その過程で、熊田が女性用のセルフプレジャーアイテムを使っていたことまで暴露されたこともあって、イメージが命のタレントとしては大きな痛手を負ったかのように思われました。しかも、熊田の不倫疑惑相手がテレビ局のスタッフだと報じられたことも大混乱を招いていたんです。そんなこんなで一時期は、熊田をNGとするスポンサーも多かったのですが、最近では番組の会議でもかつてのように名前が挙がるようになってきました」(民放関係者)

 なぜ、熊田はすぐに“復帰”ができそうなのか?

「騒動の最中も写真集の発売やグラビア活動を続けていましたが、熊田を掲載した週刊誌の売上がアップするなど“熊田バブル”が起きていたんです。そもそも熊田はグラビアのレジェンドですし、今年2月にも通算66作品目のイメージDVDを発売し、売上も順調だそうです。熊田本人の強靭なメンタルも評価に値しますが、赤裸々な不倫報道がある意味でプラスに働いたのかも知れません。最近もAbemaなどの配信番組やバラエティに出演していますが、女性視聴者からのクレームもほとんどない。逆に、熊田が小さい子どもを抱えて懸命に仕事している姿が共感を呼び、応援を受けているようです」(民放関係者)

 ほかにも、こんな例が。

「女優の香里奈は、過去に衝撃的な大開脚写真が流出し、イメージ的に大打撃を受けました。その後は女優業も一時低迷していたのですが、ここ数年でドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)や、『真犯人フラグ』(日本テレビ系)などに出演。悪女役がハマっていると人気が急上昇しています。また、能年玲奈として大ブレイクしながらも事務所とのトラブルで失脚したのんも、女優兼アーティストとして地道な活動を続けている。昨年には、関西ローカルですが『越境放送バリ』(読売テレビ)で、事務所独立後初の民放地上波出演も果たしました。同番組はすでに終了しましたが、最近では縁の深いNHKで、のんを起用した番組の企画も出ていると聞きます」(民放関係者)

 このように、トラブルに見舞われたタレントたちの“復帰”がしやすくなっているのは、テレビをはじめとするメディアの体制が変わってきたからだという。

「大手広告代理店はSNSなどの調査・分析をし、タレントの好感度をすぐに測ることができる。例えば熊田も、騒動のわりに実はそこまでバッシングが広まっていないことがわかっています。こういったデータを集めることで、タレントを使うメディア側もスポンサーに説明がしやすく、トラブルを起こしても世間に“許されて”いれば復帰も比較的すぐにできるようになっているんです。もちろん、渡部建のように、その逆パターンもありえるのですが……」(民放関係者)

 騒動の内容によるものの、一度のトラブルや過ちで完全に業界から消えてしまうというのは酷とも言える。やはりいざという時に頼りになるのは、日頃の活動で培った好感度なのかも知れない。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2022/03/04 07:00
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