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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 岸田政権の“鈍さ”と「新冷戦時代」

ロシアのウクライナ侵攻、岸田政権の“鈍さ”と「新冷戦時代」

 今年で、「あさま山荘事件」から50年になるそうだ。連合赤軍たちが山荘に立てこもり、管理人だった牟田郁男(85)の妻の泰子(81)を人質に立てこもり、10日間も警察と攻防を繰り広げた事件だった。

 よく覚えている。私は入社2年目。月刊現代編集部にいた。先輩から、明日警察が突入するが、お前も行くか? といわれ、いったん家に帰り、長靴を履いて、夜、列車に乗り込んだ。

 朝、駅からタクシーであさま山荘から遠く離れた取材現場に行った。やがて、鉄の球が山荘にぶつかる音が響いてきた。日本中がテレビの前で固唾をのんで見守った。

 その理由の一端は、人質になった泰子さんの美しさであった。

 私たちがいるところからでは、小さな鉄の球が揺れるのと、時折、パーン、パーンという銃声が聞こえてくるが、遠すぎて緊張感はあまりなかった。

 夕暮近く、警察が突入して、連赤の連中が逮捕され、見せしめのためだろう、報道陣の前を一人ずつ歩かされ、警察のクルマに乗り込んでいった。

 私はノンポリだから、彼らに対する憎しみも、親近感もわかなかった。ただ寒かった。

 報道陣が引き上げ、私と他誌のフリーの記者だけが取り残された。電話も人家もない。
凍えるような寒さに耐えながら、山道を下って行った。

 ようやくたどり着いた駅近くで、何を食べたか覚えてはいないが、開いている店に飛び込み、うどんか何かをかき込んだのであろう。

 これが私のあさま山荘事件である。あの泰子さんも81歳か。新潮の記者が彼女のところを訪ねると、穏やかな笑顔で応対してくれたという。

 だが、あの事件以来一度も、取材は受けていない、今回もお断りしますといったそうだ。
FLASHでは、連赤の幹部だった吉野雅邦無期懲役囚が、獄中で書いたという300頁もの手記の一部を掲載している。

 あさま山荘事件は、まだまだ総括されてはいないのだ。

 現代が、70を超えても元気でいられる脳づくりはどうしたらいいのかという特集を組んでいる。

「60代、70代の人の脳はそれまでの人生の通知表だと言えます。脳の寿命は個人差が大きいため、取り組みによって差が開いてしまいます。
しかし、70歳を超えたからもう手遅れというわけではありません。人間の脳は、前頭葉を意識して使うことで、何歳になっても若返らせることができます」(脳科学者の茂木健一郎氏)

 脳を活性化させるためには、変化により新しさを感じることと、自ら取り組みたいと思える意欲をかきたてることが必要だという。それに加えて、達成感や楽しさといった感情を刺激できるものを取り入れるべきであるという。

 認知症が専門のアルツクリニックの新井平伊院長が解説する。

「脳トレよりも将棋や囲碁、麻雀といった対人ゲームをやるのがいいでしょう。これはドリルとは違い、相手がどう動くか予想・推理しなければいけません。相手の手を予想し、過去の経験も参考に判断を下すというのは前頭葉がフル活用されている状況です。意欲や注意機能を司る前頭葉を刺激するのは脳の老化対策として大変効果的です。

 一人暮らしなどで対戦相手がいない方は、インターネット上の対人ゲームに取り組むことでも、それなりの効果が得られます」

 私は毎週日曜日にテレビを見ながら競馬をやっている。競馬歴はもう半世紀以上になるが、これは前頭葉をフルに活用するから、認知症を遅らせている原因の1つになっているのではないかと、私は密かに自信を持っているのだが。

  当たればもっと活発になるのだろうが、なかなかそれが難しいのだ。

『スマホ脳』という本が売れたことで、よくこの言葉を見かけるようになった。今週も新潮が、中高年を蝕むスマホ脳という特集を組んでいる。

 私は、ウインドウズ95時代からPCに馴染んでいるから、スマホもそう気にならずに使っている。だが、私のカミさんは、LINEやZOOMも使っているが、やはり、時々わからなくてかんしゃくを起こし、娘に聞いてうるさがられている。

 それに、夫婦でスマホ2台、iPad、PC、それにWi-Fiだから、毎月の支払いが大変である。

 いろいろなモノをつくるのはいいが、全部まとめて月1万円とか、決めてもらいたいものだ。

 今はオンラインゲームやVRアダルトもあるそうだから、その支払いもバカにならない。月に5万も使うのがいるそうだ。

 いっそ、全部まとめて解約しようと思うが、なかなかふん切れない。

 それと、心配しているのは、AmazonやNetflix、競馬アプリの毎月の定額支払いのことである。

 私が死んでも、支払い請求は来るだろうし、やり方を知らなければ、解約もできないかもしれない。

 来週死ぬとわかれば、自分でやれるが、死ぬ間際にそんな気持ちになれるだろうか。

 『スマホ脳』で脳が毀れないうちに、やっておかなければとは思うのだが、これって、ものすごく難しくないか?

 誰か、いい方法を教えてくれないかな。

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