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フラット芸能

羽賀研二がひっそりと出所も…仕事うまくいかず芸能界復帰を画策中

羽賀研二がひっそりと出所も…仕事うまくいかず芸能界復帰を画策中の画像1
羽賀研二

 

ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

城下 羽賀研二さんのこと、覚えてますか。

――ああ、1990年代に梅宮アンナと「バカップル」で有名になった羽賀研二ですね。

城下 そうです。その羽賀さんが2021年暮れに出所したんです。

――出所って、刑務所に入ってたんですか。

城下 2度入ってるんですよ。まず、未公開株をめぐる詐欺・恐喝未遂罪で13年に懲役6年の実刑判決が確定し、19年秋まで沖縄刑務所に服役していました。その未公開株の詐欺事件で、羽賀さんに約3億9700万円をだまし取られた不動産会社社長が返還を求める訴訟を起こしたのですが、羽賀さんは妻と離婚し、財産分与として妻に譲渡してしまったんですね。それが偽装離婚による財産隠しにあたるとみなされ、強制執行妨害罪で逮捕。20年、羽賀さんに懲役1年2か月の実刑判決、元妻に懲役1年2カ月、執行猶予3年の有罪判決が言い渡され、再び収監されていたんです。

――バカップル時代は、梅宮アンナの父・故梅宮辰夫に対して「誠意を示す」と繰り返し、「誠意大将軍」なんて呼ばれていたのに、誠意のカケラもない事件を起こしてたんですね⋯⋯。

城下 出所後は、逮捕前に稼ぎまくっていた宝石ビジネスをまた始めたようなんですが、やはりもうかつてのような勢いはなくなってしまった。以前は「芸能人の羽賀研二が売りに来た」ということで売れていたわけですが、今はもう「芸能人」のイメージはないですからね。「バカップル」と言われていたのは30年ほど前の話ですし。それで役者時代の知り合いに「芸能界に復帰したい、事務所を紹介してほしい」という相談をしていると聞きました。複数の俳優に相談しているようです。

――そんな相談、された方が困っちゃいますね。

城下 少しでも芸能人としての露出があれば、宝石もまた売れる。ビジネスにいい影響があると考えているようですが、羽賀さんは詐欺・恐喝未遂罪で逮捕された時、反社会勢力の人と一緒に捕まったんです。もちろんすでに罪は償ったし、どんな仕事をするのも本人の自由なのですが、起用する側としては、たくさんいるタレントの中からわざわざ反社とつながりがあった人を起用するかというと難しいですよね。特にテレビはね⋯⋯。

――まあ、そうでしょうね。

城下 映画も今の製作委員会システムだと難しい。製作委員会に入っているスポンサーの1社でも「ノー」と言えば起用されることはありません。となると、仕事を入れることはかなり難しいですから、余裕がある大手事務所は所属させてくれないでしょう。主力のタレントさんがいない傾きかけているような事務所であれば、パチンコ店の営業や裏社会モノのVシネの仕事を入れるなどの可能性はあるかもしれませんが⋯⋯。

――可能性、ありますか?

城下 芸能界復帰は相当ハードルが高いですよ。だから「なによりも記者会見すべき」と思うんです。実は、19年の再逮捕後、一時保釈中に、僕は羽賀さんに連絡してみたんです。その時すでに「芸能界復帰できますか」という話をしていました。「それなら記者会見したほうがいいですよ」とアドバイスしたところ、「記者さんは沖縄に来てくれますか?」なんて言っていましたね。彼は沖縄を拠点にしていますからね。「そりゃ会見は東京のほうがいいでしょう」と言っておいたのですが⋯⋯。会見を開いてきちんと事情説明を説明し、自分がどれほど反省しているか語らないと。復帰はそれからの話。会見したってすべてのメディアが報道してくれるわけではありません。でも、もしかしたらたまたま目にした芸能関係者が「羽賀研二っていたね」「声かけてみようか」と思うこともあるかもしれない。そんな甘いものではないと思いますが、とにかく会見して世のみなさんのご意見を伺うべき。

――確かに、何もなくしれっと復帰するのは難しいでしょうね。もう誠意大将軍の90年代とは時代が違いますからね!

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2022/02/26 20:00
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