カップヌードル、どん兵衛、UFO…「日清御三家」のニンニク二郎系カップ麺3つを食べ比べ
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狂気のニンニクはバランスブレイカー!「日清焼そばU.F.O.大盛 パワフル豚にんにく醤油まぜそば」
最後に紹介するのは、「日清焼そばU.F.O.大盛 パワフル豚にんにく醤油まぜそば」245円(税別)。パッケージには「クサ旨」と書かれており、「にんにく粒入りダレ」と「にんにくチップ」のWでニンニクを効かせているのが特徴。見るからに相当匂いそうですが、結論から先に言ってしまうと、今回の3品で群を抜いてファンキーな逸品となっています。
SNSでよく見かける「#チートデイ」の文字が踊っており、高カロリーで高脂質、高糖質であることをうかがわせます。SNS世代とかZ世代にかなり寄り添った姿勢を見せているところが印象的。いや、オッサンだって二郎好きなんですけどね。でもチートデイにはカップ麺じゃなくてパンケーキとか食べたいです。
醤油味のたれに、極太の油揚げ麺と、謎肉やキャベツが合わせられています。たれには豚脂がたっぷり含まれていて、商品名通りかなりパワフル。さらに、ニンニクの粒が入っていて豚とニンニクのバランスが良好です。濃い醤油味にニンニクがキレを加え、豚の旨みが醤油やニンニクを下支え。たれの味だけならこれが最も二郎に近いように思います。
でも、パッケージに「クサ旨」とか「#チートデイ」とか書いている商品が、こんな優等生な味で済むわけがないんですよね。バランスブレイカーは「にんにくチップ」でした。
日清食品の二郎系商品では、「おろしニンニク」が使われていたりするなど、全般的にこだわりが強くて凄まじい威力のものが多かったため、ちょっとやそっとで驚くつもりはなかったのですが……今回は度を超えていました。
ニンニクのキレが鋭すぎて辛い。いや、辛いを通り越して痛い! 唐辛子じゃなくて「にんにくチップ」なのに痛い辛さです。ただただにんにくチップが辛くて痛い。その圧倒的な狂気ぶりは「ストライクフリーダムガンダム」とか「激昂ラージャン」にも引けを取らないでしょう。
「UFO」や「二郎系」の名を借りた反則凶器といえ、たれの好バランスなおいしさなどすべて水泡に帰すどころか焼け野原状態です。ちゃぶ台をひっくり返していく芸風ですね。
まずは「にんにくチップ」抜きで食べて豚脂とニンニクのバランスが取れたたれのおいしさを堪能し、「にんにくチップ」は後半戦に回すことをおすすめしたいです。
黄と黒は強ニンニクの証!
黄と黒のパッケージだからといって、必ずしもゴリゴリの「二郎インスパイア系」というわけではありませんでしたが、それぞれニンニクを強く効かせているのが特徴でした。日清の黄×黒は、強ニンニクが入っている目印と考えてよさそうです。
3品それぞれにおいしかったですが、特に「UFO」の「にんにくチップ」は凄まじく、食べたら最後、しばらく口の中にニンニクの痕跡が残り続けます。おすすめしていいのかよくわかりませんが、これを食べたらしばらくは会話のネタに困らないのではないでしょうか。
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