「愛の不時着」婚で“ヒョン・ビンロス”勃発…世界をざわつかせた韓国芸能界の共演婚2組他

　日本でも大人気を博した韓国ドラマ「愛の不時着」。主演したヒョンビンとソン・イェジンの交際はかねてから報じられてきたが、2月10日にはめでたく結婚という形でゴールインしたという報せが本人たちのSNSを通じて発表された。

　ふたりの結婚については、韓国国内はもちろん、日本でも大きな話題になっている。韓国ではこの反応が想像以上に興味深いようで、「日本でもヒョン・ビンロスが起きている」とわざわざ報じる国内メディアも登場している。

　ところで、韓国にはふたりのように“共演婚”した芸能人カップルが何組かある。

　記憶に新しいのは、ソン・ジュンギとソン・ヘギョのカップルだ。2016年に放送された「太陽の末裔」での共演以降、熱愛説を報じられたふたりは何度も事実を否定。しかし、2017年に7月についに交際を認め、結婚の準備をしていることを明かす。そして、10月には各界のセレブが参加する豪勢な挙式を挙げた。その豪華絢爛な結婚式は、韓国では当時、「世紀の結婚式」と呼ばれるほどだった。

　しかし、ふたりの蜜月は長くは続かなかった。結婚から約2年後には離婚。しかも、このふたりの不仲説を徹底して取り上げていたのは中国メディアだった。ふたりは中国でも人気が高い韓流スターだったという理由も大きいだろう。いずれにせよ、最終的には“性格の不一致”という理由で短い結婚生活に終止符を打つことになった。

　韓ドラファンの間で知名度が高いチソンとイ・ボヨンも“共演婚”だ。ふたりは、2004年に公開された「ラストダンスは私と一緒に」で共演。その後、長い交際期間を経て2013年にゴールインした。

　ふたりの恋愛もまるでドラマのようだ。チソンは兵役の休暇の際にイ・ボヨンに連絡。「暇だから酒でも飲まないか」と誘ったという。その時、すでにチソンはイ・ボヨンに惚れていたという。

　イ・ボヨンはチソンに異性としてまったく興味がなかったが、兵役に行った弟がいたせいか兵役や軍人の頼み事には弱く飲みに行くことに。芸能人と結婚する気がなかったイ・ボヨンにチソンは何度もフラれたが、「なら俳優を辞める！」と言い切る男気をみせられ最終的に交際・結婚することになったという。

　ふたりは韓国最高のおしどり夫婦としても評判だ。現在、子供を育てながら、ふたりとも現役で俳優活動を活発に続けている。

　その他にも、「百年の遺産」（2013年）で共演したチェ・ウォニョン＆シム・イヨン、「TWO WEEKS」（2013年）で共演したリュ・スヨン＆パク・ハソンなどが、共演婚として有名だ。

　いろいろと情報を集めてみるに、共演婚したカップルのその後は実にさまざま。幸せな家庭を築いている例もあり、反対に破局してしまった例があるのはここで紹介した通りだ。

　“愛の墜落”とならぬよう、ヒョンビン＆ソン・イェジンのビックカップルの今後をファンとて暖かく見守りたいものである。

与良天悟（芸能ライター）

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

よらてんご