小野健斗、映倫が「脚本審査を拒否した」いわくつきのホラー映画で怪役を務める!
#映画 #インタビュー #小野健斗
現場のアットホームさにビックリ
──現場の雰囲気はどうでしたか?
小野 殺伐としたホラー映画を撮影しているとは思えないほど、アットホームでビックリ。共演していた女性陣たちは撮影の合間に肝試しみたいなことをしていたそうです。
──小野さんは参加されなかったんですか?
小野 あいにくスケジュールが合わなかったんですけど、合っても行きたくなかった(笑)。
──女性は強いですね。
小野 ホントに。現場に虫がよく出るんですけど、ボクは大嫌いなので一目散に逃げるんですが、女子たちは全く動じず。あと、撮影のスケジュールがタイトでハードだったためか、女性陣の団結感がすごかった。撮影前は女性が多い現場と聞いていたので「仲良くなれるといいな」と期待していたんですけど、あそこには入り込めなかったなぁ(苦笑)。
──作中の女性陣たちも〝売れる〟ため、ハードな仕事も果敢にこなしてパワフルでしたね。ちなみに、小野さんのこれまでの芸能人生はどうでした?
小野 僕は小学校2年生のときスカウトしていただいたんですけど、あまりにやる気がなくて面接で落とされているんです(笑)。その後、大人になってから、改めて履歴書を送ったのですが、そこでCMのお仕事をいただけて、そこから『テニスの王子様』のミュージカルや『天装戦隊ゴセイジャー』(テレビ朝日系)が決まった感じです。
──順調な滑り出しですね。
小野 いえいえ、そんなでもなくて、芸能のお仕事がなくてきつい時期もありました。バイトで食いつなぎながら、悔しさや葛藤を乗り越えての今です。
──ちなみに、どんなバイトを?
小野 いろいろやりましたよ。モニターとか、引っ越しのバイトとか。
──ガテン系も!?
小野 普通にやってました。あれ、かなり疲れるんですよね。でも、そういった経験がいまの演技に生きている部分もあると思うので、貴重な時間だったのかなと。
──いまはコロナでお仕事も大変ですよね。
小野 やはり舞台の現場にいて危機感はあります。自分の力だけでは難しいけど、何かをしないとダメという思いはあります。仕事も舞台はもちろん、テレビや映画も積極的に挑戦していきたい。役者だけにこだわらず、つねに「何かがあるんじゃないか」と考えています。
──今回の映画でも、初ホラーに挑む小野さんの新しい魅力が見られますね。
小野 この『真・事故物件』はスプラッターやジャパニーズホラー、サスペンスのような人間模様など、さまざまな〝怖さ〟を味わえる作品です。ホラーマニア以外でも楽しめる内容なので、ぜひともご覧ください!
(文/丸山大次郎)
(写真/三浦太輔・go relax E more)
(ヘア&メイク/古橋香奈子)
(スタイリング/小澤佳夏子)
小野健斗(おの・けんと)
1989年8月9日、東京都出身。2006年に『ミュージカル・テニスの王子様』の柳蓮二役で俳優デビュー。以降、『天装戦隊ゴセイジャー』(テレビ朝日系)ハイド/ゴセイブルー役で出演。『怨み屋本舗』(テレビ東京系)シリーズ、ミュージカル『薄桜鬼』などに出演し、現在、ミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stageに徳川カズヤ役で出演中。
[衣装協力]losguapos〈お問い合わせ先〉03-6427-8654
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『真・事故物件 本当に怖い住民たち』
心霊系YouTuberたちが、ホンモノの事故物件にたどり着き、そこで撮影中に次々と恐怖に襲われる。その事故物件は過去に日本犯罪史上、最も凄惨といわれたバラバラ殺人事件の現場だったことが発覚した……。TOCANA編集長・角由紀子が原案を手掛ける第1弾映画は、2月18日から全国ロードショー。
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