ダウンタウンは冷戦状態で『ガキ使』開始だった『八方・陣内・方正の黄金列伝』で暴露されたコンビの不仲時代
#ダウンタウン #関西バラエティ番組事件簿
全国で人気のタレントを多数輩出し、またローカル番組らしい味わいがクセになる、関西制作のテレビ番組に注目する連載「関西バラエティ番組事件簿」。
今回は、2月13日放送『八方・陣内・方正の黄金列伝』(読売テレビ)で特集された「コンビ仲」について取り上げながら、なぜ今「不仲エピソード」が注目されているのかを考察する。
ダウンタウンは冷戦状態で『ガキ使』に
月亭八方、陣内智則、山崎邦正が司会をつとめ、ゲストがこれまでの活動を振り返っていく、このトークバラエティ。同回では、過去に放送された芸人たちの雌伏の時代に焦点をあて、ランキング形式であらためて紹介。そのなかでも目を引いたのが、相方との関係性についてのエピソードだ。
ラジオのオンエア中に喧嘩を繰り広げたことでも有名な品川庄司は、結成から当初からお互いの噛み合わせが悪かったそうで、品川がネタを執筆中、庄司がアイドルグループの曲の振付について後輩芸人と喋り合っていて、品川が堪り兼ねてブチギレ。普段はタメ口の庄司がこういうときだけ「また暴力ですか」と他人行儀になり、それがさらに品川の逆鱗に触れて鉄拳制裁へと発展していたという。
南海キャンディーズは『M-1グランプリ2004』で準優勝のあと、しずちゃんの仕事が激増。映画『フラガール』(2006年)などにも出演するなど活動範囲が広がって売れっ子に。コンビ格差が広がる現状に嫉妬していた山里は、しずちゃんが旅行へ行くとき、決まって「おもしろいことを考えろ」と出先で宿題を与えていたと話す。
番組のなかでは、山崎がダウンタウンの不仲時代にも言及。ある時期、松本と浜田は普段から会話を交わさなくなり、楽屋も個別の冷戦状態に。そんな関係性でありながら『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)の収録では毎週、フリートークで爆笑をさらい、終わったらそのまま別々に帰って行ったという。山崎は「そういう状態なのに毎週、2時間半くらいフリートークをやっていた。しかも、仲が悪いことを誰にも気づかせなかった。プロやなって思った」と驚いたという。
陣内も、ダウンタウンの不仲について「浜田さんがドラマや歌で忙しくなった時期から、そのとき(不仲)が来たと聞きました」と噂になっていたと明かす。確かに、お笑いに対してストイックな印象がある松本と、タレントとして華やかな舞台に引っ張りだことなっていた浜田のあいだで、芸人としての考え方にズレがあってもおかしくない。険悪な時期もありながら一切失速せず、レジェンドになったところがダウンタウンのすごさなのかもしれない。
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