『R-1グランプリ』会見がグダグダすぎ! 今年の放送が「キビしい」これだけの理由
#お笑い #フジテレビ #R-1ぐらんぷり #関西テレビ
「とにかく面白いピン芸人」を決める大会として開催される『R-1グランプリ』。2月13日には準決勝が東京・有楽町朝日ホールで開催され、kento fukaya、サツマカワRPG、金の国・渡部おにぎり、ZAZY、吉住、お見送り芸人しんいち、寺田寛明の7人が、決勝進出を決めた。
「毎年審査が厳しいことで知られている『R-1』ですが、今年もヒコロヒーや森本サイダー、コウテイの下田などすでにテレビで活躍している芸人が次々と落選になりました。3月5日に行われる『復活ステージ』で1人が敗者復活を果たしますが、視聴率的に考えれば人気の高いヒコロヒーを決勝に上げたいところ。というのも、ヒコロヒーは新型コロナ感染の影響で準決勝がVTRでの出演になったので、敗者復活で勝ち上がれば話題性は十分です」(民放関係者)
審査がガチンコなのはいいことだが、ここ数年の『R-1』は決勝進出者に派手さがなく、人気が落ちているという。特に今年の出場メンバーは「視聴率的にキビしい」と話すのは、準決勝を実際に取材した週刊誌の記者だ。
「決勝進出者は知名度が低く、実際にネタも見ましたが正直おもしろくない。周りの記者も、ピックアップできる芸人がいなく頭を抱えています。また、毎回そうなんですが、審査基準がよくわからない。コウテイの下田などは人気が急上昇している芸人ですし、準決勝の会場では客からも笑いを生んでいたのに落選した。Yes!アキトも同じく会場の客からの笑いは多かったのに落選しています。芸人からも不満の声がちらほら出ていました」
さらに、過去『R-1ぐらんぷり』で優勝をしているあべこうじを司会にした会見も、問題含みだったという。
「そのまま舞台上で決勝進出者の会見を行ったのですが、信じられないくらいにグダグダで、本当に3199人の中から勝ち残った芸人なのかと疑うようなレベルでした。当日は会見がYouTubeで生配信されたのですが、コメントには辛辣な意見が多く書き込まれる始末。司会のあべこうじもうまく進行ができずに、結果として散々な生配信になってしまいました」(週刊誌記者)
昨年のM-1グランプリが錦鯉の優勝で盛り上がったのとは対象的に、R-1グランプリは視聴率も低迷していて、制作現場の士気も盛り下がっているという。
「制作を担当している関西テレビと放送を行うフジテレビの連携の悪さが見られます。第7回から第18回大会までは両社で共同制作していたのですが、現在は関西テレビだけに戻った。一説には、経費削減を叫んでいるフジが、視聴率の低迷しているR-1に人を出せないと拒否したという話です。カンテレもお笑い番組には自信があるので、ならば自分たちだけでやると啖呵を切って険悪な状況になっているようです。前回の生放送中に進行が悪くて評判を落としたのも、そういった制作現場の問題が理由にあげられています」(民放関係者)
そんなドタバタな状況もあって、関西地方ではかろうじて平均視聴率の10%台をキープしていた『R-1グランプリ』だが、今年は一ケタ確実だろうと言われている。
「これまで話題性がある芸人が決勝に残っていましたが、前回あたりから急激に知名度も質も落ちた。優勝したゆりやんレトリィバァにも意外性がなく、結果として視聴率も低迷しました。今回のメンバーを見ると、関西地方でも一ケタの視聴率になる可能性があると、カンテレの社員も頭を抱えているようです。フジの上層部からは、記念すべき20回目ということもあるし、今回で終了してもいいのではないかとの意見まで出ているとか」(週刊誌記者談)
そんな中でも、なんとかスターになりそうな芸人もいるという。
「独特なキャラが人気になり始めている『金の国』の渡部おにぎりです。今回のグダグダだった会見でも『ネタを相方に書いてもらった』という記事にしやすいエピソードを用意していて、唯一気の利いたコメントをしていました。おにぎりは主催の吉本興業所属ではないですが、優勝してほしい芸人としてカンテレもプッシュしています。芸人の間でも注目をされていますし、なにより人のよい性格と癒やし系の見た目が、今どきの芸人としてブレイクする可能性を秘めています。今回の大会は、おにぎりと、敗者復活でヒコロヒーが勝ち上がってくれることに賭かっているようです」(民放関係者)
果たして、3月6日の本番はどう盛り上がるのか? 放送事故スレスレの生放送にならないことを祈りたい。
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