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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 第7波、岸田政権も自民党も傾く

第7波で岸田政権のみならず自民党が傾く! 批判に耳を貸さない”裸の宰相”

内閣審議官、多額の経費私的流用と朝日記者との“不倫”疑惑

 今週の第1位は、朝日のスクープ記者と、岸田政権の目玉政策、「経済安保推進法案」を事務方で取り仕切る、経済安保法制準備室室長の藤井敏彦内閣審議官(57)との「不倫」をスクープした文春の記事に贈る。

「経済安保推進法案」の問題点は多々あるが、ここでは省略して、男女関係と、藤井の「闇営業」に絞る。

 文春によれば、「兼業届を出さずに私企業で働き報酬を得ていた疑いがあることや朝日新聞の記者と不倫関係にあることが、『週刊文春』の取材でわかった。『週刊文春』の取材を受けて、2月8日、国家安全保障局は『処分につながる可能性のある行為を把握した』として、藤井氏を更迭した」(文春オンライン02/09より)

 闇営業のほうはこうだ。

「藤井氏が働いていたのは、経済学者の中谷巌氏が立ち上げたビジネススクール・不識塾だ。
『不識塾では10カ月のカリキュラムで、将来、経営トップを担うと嘱望されている大手企業の執行役員、部長クラスにリベラルアーツ教育をしている。生徒は中谷氏が取締役や社外取締役を務めた企業などで、定員は30名。年間の授業料は550万円で、5月中旬から翌年2月下旬まで土曜日に定期的に講義が開かれている』(不識塾OB)

 講義ではテーマごとに大学教授など“ゲスト講師”が講演するほか、進行や生徒へ指導をする“師範”がいる。藤井氏はこの師範を長年、務めているのだ。塾関係者が明かす。

「中谷氏が師範に招き、2013年からやっています。他の師範は学者や企業幹部なので、官僚の藤井氏からは、違う視点のアドバイスを受けられると生徒からの評判もいい」

 だが不識塾では藤井氏が師範をしていることは、表に出さないようにしている。内部資料でも名前を伏せているという。

 その理由は、報酬が発生するからだ。
「『師範のギャラは1回あたり5万円、ゲスト講師は1回あたり25万円ほど』(同前)
 師範として全部出席し、1回5万円の報酬を得ていた場合は年間約130万円、13年からの9年間で1170万円になる。公務員倫理規程に詳しい国際基督教大学の西尾隆特任教授が語る。
『国家公務員の兼業については国家公務員法で制限されている。報酬を得て、継続的または定期的に従事をする場合は、兼業届を提出し、事前に承認を得なければなりません。また兼業が認められるのは原則、大学など教育機関や非営利団体。営利企業は稀です。違反をした場合は、懲戒処分の対象となり得ます』」(同)

 企業は高いカネを払って社員を入れている。そうした企業の社員が利害関係者で、一緒に酒を呑んだりすることもあるはずだ。公務員としては完全にアウトだろう。

 彼は、東大経済部を卒業後に通産省、現在の経産省へ入り、資源エネルギー庁の資源・燃料部長などを歴任したという。経産省出身の今井尚哉元首相秘書官や北村滋NSS局長などの引きがあり、引き上げられたという。

 彼が犯した間違いはこれだけではない。朝日新聞の女性記者との不倫だった。1月29日、塾を終えた藤井が向かったのは東京・月島、もんじゃ焼きで有名ところだ。

 スマホの地図を見ながら、高級マンションへと吸い込まれ、藤井が出てきたのは23時40分だったという。タクシーで世田谷方面の自宅へ帰ったという。

 翌週の2月4日にも月島のマンションを訪れた。藤井が姿を現したのは、翌日の10時前だったという。

 このマンションに住む女性は朝日新聞記者。最近、藤井が取りまとめている経済安保についての報道は、断然朝日がスクープを連発している。

 同僚記者がいうには、彼女は40代前半の政治部記者で、独身。祖父は幹事長を歴任した自民党の大物だったという。

 昨年4月からは、政治部と兼任で天声人語の補佐も担当しているそうである。朝日を代表する記者のようだ。

 藤井は文春の取材に対して、彼女のマンションに“滞在”したことは認めたが、「何もしてないので」、家庭内の安全保障はと聞かれ、「ふふ。大丈夫です(笑)」と答えている。

 朝日の記者のほうは、インターフォン越しに、特に否定せず、「お答えできません」と繰り返したという。

 藤井の左遷は致し方ないだろうが、この記者の処分はないのだろうか。情報を取るためにかどうかはわからないが、官僚に近づき、一線を越えてまでもスクープをものにした記者魂はたいしたものだが、相手には家庭があった。

 こうして文春で報じられたことで、不倫関係が公になり、相手の家庭にも少なからず波風が立つであろう。これからの取材にも何らかの影響が出ることは間違いない。

 進退は彼女自身が決めることだが、ジャーナリズムたる朝日新聞は、この“醜聞”をどう扱うのか。コロナ禍で、黒川弘務東京高検検事長と雀卓を囲んでいた自社の記者の処分が大甘だったのではという批判がある。今回はどうするのか。

 メディアをめぐる不祥事が後を絶たない。その背景には、他業種の不祥事には厳しいくせに、自分のところの不祥事には手心を加えているという甘い体質があるように思う。
朝日新聞は今回、どう対処するのか。読者は注視している。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 今週は現代だけ。

「『お尻』と『名器』の官能的関係-これは人体の神秘である」

 袋とじは「都内有名校のとある現役女子大生、林田百加-やりすぎ超ハイレグエロス」。これって本当にやりすぎだ!

「永尾まりや、情欲の堕天使-SEXUALが匂い立つ女」。こちらも確かに匂い立っている。いい女だ。
「沢地優佳、ド迫力豊穣ボディ-『あかひげ薬局』の看板熟女が濡れまくり!」

 袋とじ2「河北彩花 乱れた制服、淫らな放課後-伝説の全裸女優が帰ってきた」。こちらも性春を思い起こさせるね。

 粒ぞろい! 今週はポストがあっても、現代の圧勝だったのでは。 

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2022/07/06 13:45
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