渡部「復帰報道」のネタ元は吉本? 芸能マスコミを怒らせた2社の“報道対応ミス”
#渡部建
この対応では、芸能マスコミからの温情や手心は期待できない?
2月5日、不倫騒動で活動を長らく休止していたアンジャッシュ・渡部建が芸能活動を再開させることが所属事務所より正式に発表された。渡部は2月15日放送の『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で復帰を果たす。
「同番組は関東ローカルで、コンビ初の冠番組として2004年10月にスタートしました。渡部が2020年6月から活動休止して以降は相方の児嶋一哉が1人でMCを担当。所属事務所であるプロダクション人力舎から千葉テレビ側に打診があったとのことで、全国ネットでの復帰は難しいとの判断もあってか、渡部はコンビの原点とも言える番組で再起を図ることになります」(テレビ誌ライター)
同番組での活動再開をスクープしたのは、2月4日配信の「スポーツ報知」と「日刊スポーツ」だった。ところが、同日配信の「ORICON NEWS」などの取材に対し、千葉テレビ側は「現時点で私達のところにそのような事実は入ってきていない」と、一度は復帰報道を否定。その翌日に、千葉テレビと人力舎の双方が正式に発表するというドタバタ劇となった。これには芸能記者もこう口をとがらせる。
「本来は週明けの7日に発表する予定だったようで、スッパ抜いた『報知』『日刊』は“してやったり”でした。一方、千葉テレビが否定したのはちょっとありえない。渡部といえば過去に情報漏洩が原因で復帰プランが頓挫。2020年末に日本テレビの大みそか特番『笑ってはいけない』シリーズでサプライズ出演するだったところ、事前に、しかもかなり詳細にスッパ抜かれて出演シーンが“お蔵入り”になったばかりか、ダウンタウン・松本人志が日テレのずさんな情報管理に大激怒した。昨年も、やはり日テレの『行列のできる法律相談所』に出演するという話が事前に報じられ、立ち消えになった。そのため、千葉テレビとしても身構えすぎたのでしょう。ただ、今回のコメントは、ただ『ウソをついた』ことになってしまい、イチ企業としての報道対応としては失敗だったと言える」
それにしても、「スポーツ報知」と「日刊スポーツ」はどこから情報を入手したのか。前者は4日配信の記事で、取材源を「放送関係者ら」としている。
「2月10日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によると、人力舎が千葉テレビに渡部の活動再開を相談。その際、人力舎はお笑いの雄、吉本興業にも仁義を切ったといい、スポーツ紙は吉本関係者から情報を得たとのこと。事実だとしたら、吉本サイドは『報知』『日刊』に“恩を売った”かたちです」(ワイドショー関係者)
当然、他のメディアは不満タラタラだという。
「渡部が2020年12月に緊急で開いた会見場で、報道陣は人力舎幹部とも話をしました。その中で、渡部が活動再開する際は、渡部が再度会見を開くことを確認。にもかかわらず、現時点で会見のアナウンスはなく、『白黒アンジャッシュ』の収録に参加して活動再開することになっています。これには、メディア側も『会見すると言っていたのに……』と人力舎の対応に納得がいかない様子です」(前出・芸能記者)
2月8日放送の『所JAPAN』(フジテレビ系)では、出演していた渡部の妻・佐々木希のいる前で、神奈川の海老名サービスエリアの「トイレ特集」が放送され、ネットが騒然となる一幕があった。騒動から1年半以上経っているのに、いまだにメディアを騒がせる渡部だが、芸能界に居場所を作るのはそう簡単ではなさそうだ。
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