ニューヨーク屋敷はいずれ朝の顔に?元芸人が『ラヴィット!』8人の代役MCを全レビュー
#麒麟 #川島明 #ラヴィット!
10日(木)、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん
もしかしたら今まで代役を務めた芸人の中で、最もMC歴が長いのではないだろうか。ガヤのイメージよりMCのイメージが強く、出演する番組のほとんどがMCという芸人はとても貴重である。まさにMC芸人田村淳。
しかも同じTBSで放送していた朝のワイドショー『グッとラック!』に出演しえいたこともあってか、元々ラビットは淳さんの番組だったのではないかと勘違いするほど何の違和感も感じなかった。
他の芸人にツッコミを任せる場面があったり、ボケを振ったり、全てのタレントに見せ場を与えるところなどMC力の凄さを見せつけ、すべて簡単にやっているが、相当なテクニックである。そしてパネラーのFUJIWARAの藤本さんとのコンビネーションも面白かった。
昔違うコラムでも書いたことがあるが、MCというのはボケ、ツッコミ、ガヤとは全く違う力、MC力という力が必要になる。淳さんはそのMC力に特化して鍛えてきた芸人だ。まさにそれが見れた貴重な回だったと言えるだろう。
そして11日の(金)の回から麒麟の川島さんが復帰し、番組は元の形に戻った。
いろいろな代役の方を見て思ったのは、やはりその番組にはその番組の顔というものがあり、この『ラヴィット!』という番組の顔は麒麟の川島さんであり、それ以上でもそれ以下でもないということだ。
もしかしたら代役を務めた芸人の方が突っ込む力が上だったり、まとめる力が上だったりすることがあるかもしれないが、そんなことは関係なく「ラヴィット!=麒麟川島」の図式がなりたっているのだからもう、これは変わらない。
ただし、勘違いしてはいけないのは、川島さんがレギュラーだから、MCだからということではない。
復帰した川島さんの第一声「おはようございます。2月11日金曜日のラヴィット、MCの麒麟川島明と」を聞いたとき、皆さんはどう感じたろうか?
明らかにネタや他のバラエティ番組とは違い、声のトーンをワントーン上げ、聞き取りやすいように言葉を立て、「麒麟川島明と」の「と」の部分はとても子供のような可愛らしい声を出している。これはこの番組のMCをやるに辺り、今までの自分では合わない、どうやれば朝の顔になれるかなど、数多くの努力をしてきた証だ。代役を立てることによって、MC川島さんの素晴らしさが分かった、そんな一週間だったのではないだろうか。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事