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ニューヨーク屋敷はいずれ朝の顔に?元芸人が『ラヴィット!』8人の代役MCを全レビュー

4日(金)、EXITの2人

 コンビで代役MCは今回初。よくある“コンビの片方がMCを担当し、パネラー席に相方がい”という状況とは違い、MCとしてコンビ2人が参加したので、それがどういう方向へ行くのか楽しみにしていた。

 パネラーには個性の強い野生爆弾のくっきーさん、さらにゲストパネラーでハリウッドザコシショウさんが参加するというとんでもない回。オープニングからボケ炸裂のザコシさん。EXITは2人ともツッコミにまわり、ザコシさんやくっきーさんの対処をし始める。さらにMCだけではパワー不足だと感じた他のレギュラー芸人もツッコミにまわり、何とか抑え込むという形になっていた。MCには2種類あって、自分たちだけの方が上手いMCと、ほかの芸人がいる方が活きるMCがいる。EXITは前者なのかもしれない。

 それなのでMCというよりは、パネラー芸人の一組が中央にいるという印象になってしまった。残念。

7日(月)あらびき団のMCでもあるライト東野(東野幸治)さんとレフト藤井(藤井隆)さん

 あらびき団の特番があるという事で登場。圧倒的に芸歴も長く、数々の番組のMCもしてらっしゃるお2人なので、その安定感と安心感はピカイチ。トークのテンポも早すぎず遅すぎず心地の良いスピード。さらに音量も内容に合わせて緩急を変え、そしてパネラーのRGさんが激しめのトークをすればスっと引いてバランスを取り、スタジオのテンションが下がりそうになると熱のある話し方で場を盛り上げる。かなりすごいテクニックをたくさん見られた。

 しかしこれもアンタッチャブル・柴田さん同様、情報番組というよりは朝のバラエティ番組になってしまった気がする。でも面白かった。

8日(火)、ブラックマヨネーズの小杉竜一さん

 この日はMCが代役になってから一週間。個人的に小杉さんのファンなので、どんな小杉流ツッコミが出てくるのか楽しみにしていた。他の曜日に比べるとアナウンサーの方が番組を進めていく感が強く出ていたのが◎。さらにこの回は芸人にビビる大木さんやアルコ&ピースさん、ミキさん、蛙亭さんいう4組という、比較的落ち着いた芸風の芸人が集まっており、いかにも朝の情報番組という感じで、とても見やすかった。

 そしてMCの小杉さんがいじりやすいということもあり、なんとなく番組自体が和気あいあいとした雰囲気が出ており、素晴らしかった。笑いと情報のバランスが抜群だった。

9日(水)、タカアンドトシのトシさん

 数々の番組のMCをやってきたトシさんだけあって、落ち着いた番組進行。出ていたパネラー芸人も安心してボケていけるような雰囲気でとても良い番組に見えた。

ただ何となくだが、番組中盤くらいにNHKでやるようなバラエティ番組の雰囲気に見えてしまった。その理由としてはトシさんの張りすぎないツッコミだ。落ち着いたツッコミをすると、どうしても番組全体のテンションが少し落ち気味になってしまい、全体的に真面目な空気感になってしまう。

 この日に限ってはもしかしたら、ひとりくらい番組をめちゃくちゃにするような破天荒な芸人がいれば、トシさんのツッコミも温度が上がり、番組自体が盛り上がりを見せたのかもしれない。朝に元気が欲しい人には、物足りないだろうなと感じた回だった。

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