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『ミスなか』門脇麦がまるでコスプレ? 「またミスキャスティング」と酷評も…

『ミスなか』門脇麦がまるでコスプレ? 「またミスキャスティング」と酷評も…の画像
ドラマ公式サイトより

 フジテレビ系月曜ドラマ『ミステリと言う勿(なか)れ』で、主要キャラのキャスティングがまた不評を買っている。

 今夜9時から放送される第6話に、主要キャラクターのひとり、ライカがいよいよ本格的に登場する。演じるのは女優の門脇麦だ。放送前からSNS上には「今日ライカさん出る~! うれしい!」という声も上がるほど原作では人気が高いキャラクターで、ライカ登場回はファン待望のストーリーだったよう。しかし、先週第5話の終盤で整(菅田将暉)と出会うライカの姿に「また」絶望させられたと感じている視聴者もいるようだ。

 第5話で披露された門脇麦版ライカを見た視聴者からは、「瑛太のガロくんもそうだし、麦ちゃんのライカもそうだけど、コスプレ感がすごい」「もうちょっと美人感とミステリアスさを出してくれ」など、“浮世離れした知的な美女”という原作のイメージとは少し違ったよう。またトレードマークのサラサラロングヘアはゆるくウェーブのかかった髪型に変更され、“カツラ感”が隠せていないあたり、コスプレのような雰囲気を醸し出してしまい残念である。

 主要キャラクターのキャスティングに対する議論は、ライカ役だけではない。主人公・久能整(くのう・ととのう)を演じる菅田将暉も「整くんのイメージがだいぶ違う」「菅田将暉もいいけど整くんは渡部豪くんイメージだった」などと言われ、主要キャラクターのひとりである犬堂我路を演じる永山瑛太も「ガロくんやっぱり城田優がよかったなー瑛太嫌いじゃないけどガロくんではない」「ガロさん完全に城田優って感じなんだけど」などと物議を醸していた。

 しかしビジュアル公開時はミスキャストとささやかれていた菅田や永山も、いざ放送が始まってみると、概ね視聴者に受け入れられている様子。「整くんが菅田将暉って顔的に違うなって思ってたんだけど、やっぱ演技上手いから違和感そんなに感じない」「菅田将暉の久能整とこのガロの雰囲気というかコンビ感はめちゃくちゃ好き」「『ミスなか』のガロ役って瑛太だったのか! かっこよすぎる」「最初はキャスティング的に解釈違いだと思ってたけれど、永山瑛太さん演じるガロくん非常に好き」など、批判を演技力でねじ伏せていた。

 そういった意味では、門脇麦のライカ役にも勝算はありそうだ。「門脇麦さんは演技の上手な女優さんではある」という声もあるように、門脇といえばかなり幅広い役柄を演じ分けることのできる役者である。神木隆之介と共演した映画『太陽』(2015年)では、バイオテロで変わってしまった世界に生きる少女・生田結を熱演。「新人類」となるために受けた手術を境に、結の内面で起こった変化を見事に表現していた。また、映画『愛の渦』(2014年)も衝撃の代表作だ。設定の過激さもさることながら、おとなしい見た目とうらはらに性に奔放な女子大生を演じきっていた。

 この門脇が得意とする「二面性」を知れば、むしろライカのキャスティングに期待を寄せるのは、いまビジュアルだけを見て不満を抱いている原作ファンの視聴者かもしれない。なぜなら、謎めいた女性・ライカの秘められた真実はすでに原作で明かされているからだ。門脇がライカをどのように演じてくれるのか、今夜の放送が楽しみだ。

■番組情報
月曜ドラマ『ミステリと言う勿れ』
フジテレビ系毎週月曜21時~
出演:菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、門脇麦、白石麻衣、鈴木浩介、筒井道隆、遠藤憲一 ほか
音楽:Ken Arai
脚本:相沢友子
プロデュース:草ヶ谷大輔、熊谷理恵(大映テレビ)
演出:松山博昭、品田俊介、相沢秀幸
主題歌:King Gnu 「カメレオン」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
制作・著作:フジテレビ 第一制作部
公式サイト:fujitv.co.jp/mystery

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/02/14 19:00
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