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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > アンタ柴田の“MC仕事”がいよいよ安定?

アンタ柴田のMC仕事がいよいよ増加“失われた10年”を取り戻す才能

スキャンダルで失った仕事を取り戻す勢いのワケ

 11~12年にフジテレビ系列で放送されたバラエティ番組『キカナイト』には、前述の『お台場お笑い道』と同様にさまぁ~ず、バナナマン、有吉弘行、おぎやはぎ、山崎弘也といった複数の芸人がレギュラー出演。本来なら一番のベテランだったさまぁ~ずが中心となって番組を仕切る立場にあったが、彼らは複数の芸人をさばくMCという意味での適正はなく、設楽や有吉、おぎやはぎの矢作兼が次第に仕切り役として存在感を高めていくようになる。

「それ以来、設楽らは多くの番組でMCを務めるようになり、バナナマンや有吉、おぎやはぎは中堅芸人たちの混戦を抜け出し、大御所の後を窺う売れっ子としての地位を確立しました。一方の山崎はピン芸人としての人気は絶大だったものの、ひな壇レギュラーやゲストでの稼働がもっぱらで、冠番組は持てませんでした。結果として同世代のトップランナーだったアンタッチャブルは、当時の中堅芸人らの中で後れを取ることに。しかしコンビ活動休止の間、柴田はテレ東や地方局、CS放送など、どちらかというとマイナーな舞台でMC仕事の実績を積んでいきます。今回のMC抜擢は、柴田の地道な努力が実を結んだということでしょう」(同)

 芸人が冠番組を持つなど、ステータスを確実なものにするにはMC力が必須。今後、柴田が本格的にMC業に取り組むようになれば、アンタッチャブルは“失われた10年”を取り戻すことができるかもしれない。

マキタカフミ(ライター)

大分県出身。大学卒業後、金融専門紙記者や経済誌編集者を経てフリーライターに。「週刊SPA!」(扶桑社)、「実話ナックルズ」(大洋図書)、「一個人」(KKベストセラーズ)などに執筆。その分野は経済からエンタメ、グルメまで多岐にわたる。 著書に『神奈川あるある ご当地あるある』(TOブックス)など。

まきたかふみ

最終更新:2022/02/13 13:00
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