TikTokで世界的バイラルヒット飛ばす日本の芸人、カギは「目的のない回遊」?
#お笑い #TikTok
TikTokの特性にハマったCOWCOW
短い動画を音楽に載せ投稿するショートムービーアプリTikTok。世界中で利用されているこのプラットフォームを上手に活用し、海外で密かに大人気になっている日本の芸人も多いのだ。
@bicsmallngon 新鳩時計、?Cuckoo clock、ساعة الوقواق、Часы с кукушкой、@TikTok @TikTok Europe @TikTok_India @TikTok Japan ♬ オリジナル楽曲 – ビックスモールン ゴン – bicsmalln ビックスモールン
その先駆けとも言うべきは、ビックスモールン。かつてはコンビ、現在はトリオとして活動するビックスモールンだが、メンバー構成は変更しつつも、それぞれの体格差を活かしてさまざまなモノを身体で表現する“ボディアート”を持ち味とする芸風はそのまま。彼らがアクロバティックに積み重なってみせる「鳩時計」のネタ動画が710万回再生されるなど、ボーダーレスに伝わる視覚的な笑いが功を奏した模様だ。
メンバーのゴンが「(TikTokでは)数値化したデータが見られるんですが、いちばん再生されてる国はアメリカ。アメリカ寄りのネタも考えてます(笑)」と語っている通り、視聴者層のデータアナライズをネタ作りに取り入れているようで、最近では社会現象にもなった韓国ドラマ『イカゲーム』のネタも披露していた。
@bicsmallngon ?? #squidgame #오징어게임 #Netflix #イカゲーム #fyp #foryou ♬ MONEY – 리사LISA)
意外なところでは、TikTokでのバイラルヒットを発端にインドネシアで再ブレイクを果たしたCOWCOWだ。もとはと言えば、2013年にCOWCOWの代名詞ともいえるネタ「あたりまえ体操」がインドネシアで話題となり、彼らの公式YouTubeチャンネルにて「あたりまえ体操 インドネシア語バージョン」を公開したところ850万回再生の大ヒットに。一躍人気コメディアンとして有名になったという前日譚があった。
その数年後の昨年、今度はTikTok上で持ちネタ「これができたらきっと、これもできる」のインドネシア語バージョンを公開すると、またも爆発的人気に。これをきっかけに、インドネシアの大手銀行「Bank Mandiri」のCMにも起用されるというまさかの事態まで及んでいる。
@cowcowofficial Jika bisa begini, bisa begituこれができたらきっと、これもできる。#Indonesia #japanese #japaneselanguage #日本語勉強中 #インドネシア語 #cowcow #tiktok英会話 #AkucintaIndonesia ♬ Jika Bisa Begini Bisa Begitu – COWCOW MUSIC STUDIO
過去に本人たちは、インドネシアでのヒットの理由について「インドネシアは踊るのが好きな人が多いから」「訳した言葉の響きがバチッとハマったのもよかった」と語っているのだが、彼らの“真似したくなる踊りと癖になるメロディ”という持ち味に、ショート動画アプリの特性がぴったりマッチしたことも再ブレイクの一因として考えられるだろう。
また吉本興業所属のウエスPは、870万人超という日本でも有数のフォロワー数を抱えているピン芸人。自らの体の上でテーブルクロス引きを行う動画が世界的に話題となった彼は、フランスで人気のスター発掘番組『ゴットタレント』に出演しスタンディングオベーションまで巻き起こした、まさにインターナショナルな評価を受けるコメディアンだ。
@uespiiiii.1115 フランスのゴットタレントの特番に出ました#本気出してみた #かわいい #kawaii ♬ One More Time – Ultimate Dance Hits
他にもブロワーとドローンを駆使したテーブルクロス引きや、ラバーカップを使ってマッチに火をつけるなど、彼が編み出す身体を張ったネタの数々は世界中でファンを生んでいる。
@uespiiiii.1115 Tablecloth pull with blower and drone#かわいい #kawaii ♬ オリジナル楽曲 – ウエスP(Mr Uekusa/Wes-P)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事