トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 北京五輪が救世主? 局アナ次々コロナ感染

北京五輪で助かった? テレビ局アナ次々コロナ感染の裏に隠された「本音」

北京五輪で助かった? テレビ局アナ次々コロナ感染の裏に隠された「本音」の画像
写真/Getty Imagesより

 1月下旬以降、テレビ局アナウンサーやフリーのアナウンサーの間で相次いで新型コロナウイルス陽性判定を受けるケースが激増している。新規感染者数を日々取り上げ、厳しい情勢を報じる立場にあるはずが、まだまだテレビ局内には気の緩みがあるようだ。

 ここ最近発表されたアナウンサーだけでも、TBSの田村真子、近藤夏子、宇賀神メグ、フジテレビの倉田大誠や渡辺和洋、テレビ朝日の並木万里菜、日本テレビの滝菜月、フリーアナウンサーの神田愛花や古舘伊知郎などがいる。 

「番組の進行役のアナウンサーの場合、多くのスタッフとの打ち合わせは避けられない。またマスクなしで共演者と話す時間もどうしても長くなってしまう。常に感染リスクにさらされる上、顔と名前が世間に知られているため、もし感染が発覚した場合、公表せざるを得ない事情もある」(民放テレビ局関係者)

 一般人同様にアナウンサーたちも、感染した場合や濃厚接触者にあたる場合は自らの行動歴を会社に報告するケースが多いというが、正直に話しているかについては怪しい点もあるという。

「ある20代の民放テレビ局人気アナウンサーは、夜な夜なカラオケバーに入り浸っているとの情報が局内で流れています。度数の強い酒を煽っては大騒ぎするのがストレス発散になっているそうですが、これで感染が判明したらアナウンサーとして命取りになりかねません」(同)

 別のテレビ局ではこっそりと出演者を入れ替えて何食わぬ顔で報道番組を続けている。

「まだ公になっていませんが、出演者の1人が合コンを繰り返している中でコロナ感染が判明しました。当然、周囲の共演者も全員が濃厚接触者にあたるため、番組出演を回避しています」(番組制作スタッフ)

 濃厚接触者となっただけでも代役を立てる必要があるためテレビ局や制作会社は日々対応に大わらわだが、4日から始まったあの世界的な大型イベントが救世主になるという見方もあるようだ。

「2月20日まで北京冬季オリンピックがあるため、テレビ各局はレギュラー番組を休止する日が多少増えます。そのため、療養していても世間にバレてしまうことがないアナウンサーもいるようです」(同)

 そんなアナウンサーたちにも言い分があるというが……。

「アナウンサーは、コミュニケーション力が高く、他人とワイワイしてストレス解消するタイプと、とにかく喋ることで自分の中にあるものを吐き出すタイプのどちらかのことが多いのですが、どちらのタイプもこの2年間、何かしらの規制を受けているのでいろいろ溜まってる。感染防止のため同じ番組で共演するアナウンサーとも別スタジオから出演したりと、とにかくひとりになる時間が多く、実は孤独を感じているという人も多いでしょうね」(前出・民放テレビ局関係者)

 アナウンサーとてひとりの人間ではあるが、視聴者に対して毎日のようにコロナ関連のニュースを届け、感染防止を訴えている立場であることは、よく理解しておいたほうがよさそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2022/02/11 07:00
ページ上部へ戻る

配給映画