『ラヴィット!』麒麟川島“不在ウィーク”が超カオス! 攻めすぎの姿勢に衝撃走る
#お笑い #川島明 #ラヴィット!
新型コロナウイルス感染拡大で混乱を極めるテレビ界では、レギュラー出演者の感染が発覚し、代役を立てるケースも増加している。そんななか、TBS系朝の情報番組『ラヴィット!』では、メインMCの麒麟・川島明と田村真子アナがともに感染し、2月1日から代役を立てての生放送となっている。
2月1日に川島の代役となったのは、火曜日のレギュラーメンバーであるアインシュタインの河井ゆずる。大阪時代から仕切りには定評があった河井だったが、この日はフリーダムな芸風でおなじみの天竺鼠が『ラヴィット!』初登場となったのだ。
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天竺鼠のボケ担当・川原克己は、とにかくあらゆる場面でボケてくるタイプの芸人。しかも、かなりユニークで突飛なボケが多く、番組MCがうまく処理しないと視聴者に一切伝わらないこともある。代役としてMCを担った河井は、そんな“修羅場”を仕切る羽目になったのだ。
「川原さんのボケは通常運転でしたね。生放送だからといって手を抜くことなく、フルタイムでボケ続けていました。そして、河井さんもずっとツッコミを入れまくって、どうにか生放送を成立させていた。そもそも河井さんと天竺鼠は大阪NSCの同期ですし、気心は知れているので、うまくいったのでしょう。逆にもしも代役MCが河井さんではなかったら……と考えると恐ろしい」(テレビ局関係者)
2月2日放送回では。アンタッチャブル柴田英嗣が代役MC。ゲストとして登場したのが、昨年のM−1グランプリのファイナリストである真空ジェシカだった。真空ジェシカのボケ担当・川北茂澄も、天竺鼠・川原と同様に、平場で常にボケまくるタイプの芸人だ。
「キャリアがある天竺鼠とは違い、真空ジェシカはまだテレビ慣れしていないということもあり、川北さんのボケがとっちらかっていて、本当にカオスになっていましたね。さらに、一緒に出ていたマヂカルラブリーも川北さんをフォローすることなく、同様にボケまくっていて、とんでもない空気になっていた。そこを必死に処理する柴田さんはすごかったですよ。ネットでは、川北さんの空気を読まない感じに対する批判の声もありましたが、ディープなお笑い視点を向ければ、ある意味“神回”です。あれだけぐちゃぐちゃしていて笑いもあって、そのうえでヒリヒリした空気が漂う生放送は滅多にない。いいものを見せてもらいました……」(同)
3日の放送では、ニューヨークの屋敷裕政が代役MCを担当。ボケまくるタイプのゲストもなく、比較的落ち着いた放送となった。
「前の2日間がカオスすぎたので、3日はちょっと物足りないくらいでしたよ。でも、屋敷さんは、川島さんの代役をしっかりと務めて、仕切りのうまさをアピールすることはできたと思います」(同)
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— TBS『ラヴィット!』@tbs_loveit) February 4, 2022
4日はEXITの2人がMCを担当。ハリウッドザコシショウが満を持してのスタジオ初出演となり、自由なボケを連発した。ほかにもレギュラーメンバーの野性爆弾・くっきー!、東京ホテイソン、宮下草薙、ジャングルポケット太田博久・近藤千尋夫妻が出演した。
「ザコシが“適度な暴走”をして、周りの芸人たちがツッコんでいくという展開ですが、場馴れしているレギュラー芸人たちのおかげで上手くまとまっていました。ただ、初っ端からザコシショウさんとクッキー!さんに生で“ぷよぷよ対決”をさせるみたいな、ありえない企画もあって、さすがでした」(同)
土日を挟んで7日は東野幸治と藤井隆がピンチヒッターに。毎日、芸人たちの大喜利が展開され、純度の高いバラエティー番組として定着しつつある『ラヴィット!』だが、今回の“代役MC”ウイークで、そのアグレッシブな姿勢がよりいっそう色濃くなったと言える。
「普通はMCがお休みになったならば、番組がちゃんと成立するように、キャスティングも安全策に出ることが多い。今回の『ラヴィット!』では、たまたま“毎日初出演のゲストを呼ぶ”という企画をやっていたことと、川島さん以外の感染者や濃厚接触者もあって、思うようなキャスティングにならなかっただろうという事情もありつつ、こんなカオスな放送を許したのは本当にすごいと思います。今、もっとも攻めの姿勢を見せている番組は間違いなく『ラヴィット!』でしょうね」(同)
カオスな朝の大喜利番組という前代未聞のジャンルを切り開いていく『ラヴィット!』。めでたく川島が復帰した後も、まだまだ衝撃の生放送に期待できそうだ。
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