「赤いきつね」”亜種”3選!煮干し、さば、牛脂…和風カップそばはだしが命
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牛脂と牛肉で強力な牛すき感!「汁なし牛すきうどん でか盛」
3つめは、「汁なし牛すきうどん でか盛」232円(税込)。毎年秋冬の季節商品として発売される「牛すきうどん」という商品がありますが、それをさらに汁なしタイプにしたファミリーマート限定商品となっています。
すき焼きの味をイメージした、甘み強めの濃い醤油味のつゆです。すき焼きの甘さは千差万別で、カップ麺でもメーカーによってものすごく甘いものから甘さ控えめなものまでいろいろありますが、東洋水産のすき焼き味は比較的甘さは抑えめで、ほどほどに甘いすき焼き味を楽しめます。
醤油味には牛だしならぬ牛脂の風味がつけられています。「汁なし牛すきうどん」やその元となっている「牛すきうどん」は、具に牛肉が使われている一方で、以前は味付けには牛が使われていませんでしたが、牛脂が使われるようになってから格段に「牛すき感」が増しました。
麺はいつもより太い汁なし麺仕様。濃いつゆに負けない麺となっています。汁なし麺でも縮れの強さは健在で、ライバル日清食品の「どん兵衛」が本格志向のストレート麺なのに対し、東洋水産はカップ麺らしい縮れ麺で勝負しています。
麺は110グラム入った大盛サイズ。カップ焼そばなど汁なしカップ麺の大盛は130グラム入っている場合が多いので、今回の量が決して多いとは言えませんが、後述するように一般的な汁なしカップ麺に比べて具が充実しているため、この麺量でもむしろお得感すらあります。
具として入っているのは、牛肉、きざみ揚げ、かまぼこ、ねぎ。他社の牛すき焼きフレーバーの商品だと、味付けに牛を使っていても具は牛風味の大豆ミートなんてことが多いですが、この商品は味付けに牛脂を使っている上に、具として本物の牛肉をたっぷり使用しており、ダブルで牛尽くしとなっています。この量はかなりリッチではないでしょうか。
さらに、きざみ揚げやかまぼこなど他の具も充実しており、牛すきらしさだけではなく「赤いきつね」の一味であることもきちんと主張していました。
「赤いきつね”亜種”」はだしで遊ぶ!
「赤いきつねと緑のたぬき」シリーズの、いつもの昆布やかつおとは違うだしを使った3品をレビューしました。今回の「煮干し」や「さば」だけではなく、これまでにも「ふぐ」や「鯛」といった、カップ麺では比較的めずらしいだしを使っており、だしを使っていい意味で遊んでいる印象を受けます。
今後もおそらくめずらしいだしを使ったうどんが「赤いきつね」の”亜種”として登場してくると思われるので、これからもこのシリーズから目が離せません。
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