「赤いきつね」”亜種”3選!煮干し、さば、牛脂…和風カップそばはだしが命
2022/02/07 11:00
#カップ麺 #カップ麺一行3昧 #赤いきつね #カップうどん
魚介だしと鶏油のハーモニー「黄金色の天ぷらうどん」
続いては、「黄金色の天ぷらうどん」220円(税別)。オレンジ色のパッケージのタテ型カップ。主役は「天ぷら」ですが「黄金色」も強調ポイントで、鶏油が使われているようです。単に「赤いきつね」の「うどん」と「緑のたぬき」の「天ぷら」を組み合わせた商品というわけではなさそうです。
薄口醤油ベースの関西風のつゆで、先ほどの「濃厚煮干しうどん」と比べても色味が薄くなっています。かつおやさばなど魚介系のだしが強く感じられ、甘みが少ないかための味わいが特徴。麺はいつもの「赤いきつね」より厚みがあります。
「赤いきつね」にも、今回と同じく薄口醤油を使った「関西版」や「西日本版」がありますが、今回は特にさばが強いのが印象的で、昆布の甘みを効かせた丸みのある「赤いきつね」とはだいぶ印象が異なっています。「赤いきつね」と同じにしないところに、だしへの強いこだわりが感じられますね。
スープ表面には「黄金色」の鶏油が浮いており、魚介だしのつゆにいつもの昆布とは違う形でやわらかさを加えています。鶏油の甘み、ふわっとした風味がかなり目立っていますが、魚介だし主体のかたい味わいのつゆと合わせることで、鶏油がより強調されていました。
主役の天ぷらは軽い食感でおいしいですが、「緑のたぬき」に入っている大きなタイプに比べると半分程度の大きさしかありません。どんぶり型カップの「緑のたぬき」に比べ、今回は間口の狭いタテ型カップなので、あまり大きくできないという事情がありそう。
主役としては小さい天ぷらですが、天ぷら以外のきざみ揚げ、たまご、かまぼこが充実しており、かなり具だくさん。売りとなる武器はだしや鶏油だけではありませんでした。
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