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「赤いきつね」”亜種”3選!煮干し、さば、牛脂…和風カップそばはだしが命

「赤いきつね」亜種3選!煮干し、さば、牛脂…和風カップそばはだしが命の画像1 カップうどんやカップそばなど和風カップ麺と言えば、日清食品の「どん兵衛」と東洋水産の「赤いきつねと緑のたぬき」が世の中の人気を二分しています。それぞれ、東西バージョンに加えて北バージョンの商品まで出して地域に根ざした商品づくりをしており、他社にはなかなかつけ入る隙がありません。

 カップうどんのだしは昆布主体にかつおを加えたやわらかい味わいのものが多いですが、東洋水産は継続的に変わり種のだしを使った「赤いきつね”亜種”」のカップうどんを登場させており、保守的なイメージの強い和風カップうどんに風穴を開けています。

 今回は、そんな変わり種だしを使った「赤いきつね”亜種”」を3品ご紹介します。

ラーメンで流行りの「煮干し」をカップうどんに!「濃厚煮干しうどん」

「赤いきつね」亜種3選!煮干し、さば、牛脂…和風カップそばはだしが命の画像2
「濃厚煮干しうどん」(2022年1月24日発売)

 まずは、「濃厚煮干しうどん」193円(税別)。「赤いきつねうどん」や「緑のたぬき天そば」と同じデザインのパッケージですが、紺色ベースに大きく「煮干し」と書かれています。

 煮干しは昔から昆布やかつおの脇を固めるだしのひとつとして和風カップ麺で用いられていますが、最近は濃度の濃い煮干だしを使ったラーメンが流行りで、カップ麺でも煮干しラーメンは欠かせない存在になってきています。今回は「濃厚煮干し」とのことで、ラーメンの潮流を和風カップ麺に逆輸入した、煮干だしが主役の商品となっています。

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煮干しを強く効かせた硬派なつゆ

 豚ガラベースの醤油味のつゆで、煮干しを強く効かせているのが大きな特徴。濃口醤油に煮干しをガッツリ効かせていて、ラーメンのスープを思わせる硬派な味となっています。麺は「赤いきつね」と同様、いつもの縮れの強い油揚げ麺のうどんが合わせられています。

 かつおや昆布も入ってはいますが、一般的なカップうどんの昆布主体のやわらかい味わいとは一線を画しており、うっすら煮干しの粉末の存在が確認できるほどでした。

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豚脂やガーリックで創作感アップ

 スープ表面には豚脂が浮いており、煮干しに加えて豚の旨みによってさらに力強いつゆの味となっています。煮干しと豚は相性がよく、筆者の個人的な体験ですが、過去に某ラーメン店で食べた煮干し豚骨ラーメンが自分史上最もおいしかったラーメンのひとつとして記憶に残っています。

 ほんのりですがガーリックの風味も感じられ、この力強さはやはりうどんよりラーメンに近い印象でした。和風つゆながら創作感の強さが印象的です。

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鶏肉だんごとねぎ

 具として入っているのは鶏肉だんごとねぎで、鶏肉だんごと煮干だしの組み合わせは和風感が強いです。ただ、「赤いきつね」の大きなお揚げや「緑のたぬき」の大きな天ぷらに比べると物足りなさは否めません。具の乏しさが煮干しのつゆに相当コストが割かれたことを物語っています。

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