『ゴーストバスターズ/アフターライフ』孫が受け継ぐ中年ポンコツチームのレガシー
#映画 #ゴーストバスターズ #ゴースト
『ゴーストバスターズ』といえば、1984年の1作目、『ゴーストバスターズ2』(1989)、そして番外編となる『ゴーストバスターズ』(2016)と制作されてきた。その他にもアニメシリーズや、ビデオゲーム、コミックと展開され続けており、IDWパブリッシング(アメリカの漫画出版社)が出版したコミックシリーズでは、トランスフォーマーやミュータント・タートルズとも共演を果たしている。
そんな『ゴーストバスターズ』の続編企画というのは、2000年代から、常に試行錯誤を繰り返されており、一時期はベン・スティラー主演で映画化の予定もあったなんて話も。長年の企画会議の末に制作された16年版では、主人公が女性に変更されたものの、メリッサ・マッカーシーや『サタデー・ナイト・ライブ』のコメディエンヌを多数起用していたことからも、主人公にはコメディ俳優を使うことが絶対条件であるようにも感じられた。
しかし、今作の主人公はマッケナ・グレイスだった!『gifted/ギフテッド』(17)、『マリグナント 狂暴な悪夢』(21)の天才子役である。しかも舞台となるのは、オクラホマ州の田舎町。唯一のコメディ要因がフラットパック(コメディ俳優グループ)の元メンバーのポール・ラッドぐらいしかおらず、不安しかなかったのだが……。
【ストーリー】
30年間にわたり原因不明の地震が頻発する田舎町。そこで暮らし始めたフィービーは、祖父が遺した古びた屋敷で見たこともないハイテク装備の数々と<ECTO-1>と書かれた改造車を発見する。科学者だった祖父イゴン・スペングラーは<ゴーストバスターズ>の一員で、30年前にニューヨークを襲ったゴースト達をこの町に封印していた。地震の原因がゴーストの仕業だと突き止めたフィービー。「なぜこんな場所に封印を?おじいちゃんが死んだとき一体なにが?」祖父がこの町に隠した秘密に迫ろうとしたその時、ゴースト達の封印が解かれ、町中にあふれかえる。いま、ゴースト達の復讐劇が始まる……。
※次のページからネタバレを含みます!
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