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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > ガリットチュウ、なぜ芸人は痛風に?医師直撃
「痛風日記」ガリットチュウ福島の医師直撃インタビュー!

なぜ、芸人は「痛風」になりやすいのか──その生き様と痛風の根深~い関係

福島流・痛風対処法に医師のアドバイス「耐えるしかない」

なぜ、芸人は「痛風」になりやすいのか──その生き様と痛風の根深~い関係の画像7


福島
:発作が起きてからはどう対処したらいいですか? ボルタレン(痛み止め)が効かないときって、もうジッとしてるしかないじゃないですか。ちなみにそういうとき、僕は絶食してます。食ったら食った分だけ痛くなるんで、水オンリーにして。

窪田:それ、正解です。水分をどんどん摂り、血中の尿酸の濃度を下げてあげればいいんです。水をガンガン飲んで、ロキソニンなど痛み止めを飲むしかないです。それで耐える。あとやっぱり、一番効くのは座薬ですね。

福島:僕、ボルタレンの座薬でも、痛みMAXを「10」とすると「9.5」ぐらいまでしか落ちませんでした。本当にMAXのときはまず動けない。ボルタレン座薬が効かなかったときの絶望感ってハンパないです。

窪田:あまりにも痛い場合、病院に行けば強い点滴が打てますから。ボルタレンよりも全然効きます。

福島:他にも試したのは「俺は痛風じゃない」と自己暗示して、痛みをこらえながら普通に歩くっていう。そしたら血流がよくなって治りやすいって聞いたんですけど、よけい痛くなりましたね。

窪田:医学的な結論は「水分を摂って耐えるしかない」になっちゃいます。プリン体や尿酸が体に溜まっている状態ですから、排出させるしかないわけです。排泄させるには水を飲み、尿として流していかないといけない。同じ水分でもアルコールを飲んでいると、逆にプリン体を排出しにくくなってしまいます。対処法は2日酔いのときと同じですね。ドンドンお水を摂る。利尿作用のあるコーヒーでもOKですよ。

ドッキリ番組のストレスで!? 芸人が痛風になる原因

なぜ、芸人は「痛風」になりやすいのか──その生き様と痛風の根深~い関係の画像8


福島
:芸人に“痛風持ち”がたくさんいるんですけど、これって何か原因はあると思いますか?

窪田:さっきお酒をよく飲むからって話もしましたけど、医者として気になるのはストレスですね。表舞台に立つし、常にいろんなことをやるし、プレッシャーもかなりあるでしょう。悩んだり、緊張したり……そういうのも、痛風発作には関係しますよね。

 変な話、「ビールを飲みたいのに飲めない」というストレスを抱えるんだったら、いっそのこと飲んじゃってもOKって考え方もあります。飲むときは飲む。ただし、水分もしっかり摂る。禁酒がストレスになって、逆に痛風発作が起きることだってありますから。

福島:僕、飛行機に乗っててプロペラが止まって落ちるってドッキリを仕掛けられたことがあるんです。

窪田:それはもう事故じゃないですか(笑)。

福島:それから1カ月くらい体の調子が悪くて、やっぱり痛風が出ましたもん。

窪田:あと、芸人さんがよくやるバンジージャンプなんかもストレスは大きいので、痛風発作の原因になり得ますよね。福島さんが最初に痛風を発症したのはいつでしたか。舞台の緊張やプレッシャーなど、何か心当たりがあるのでは?

福島:33歳のときだったんですけど、仕事よりも妻からのプレッシャーがスゴかったです。2人の子どもがいるのに「おまえの稼ぎ大丈夫か」っていう……。貯金通帳を見ながら泣いている奥さんなんて、見たことありますか? 

窪田:(笑)。

福島:家族を見て「ヤベえ……」って。そのストレスはあったかもしれないですね(笑)。芸人って人を笑顔にする仕事ですけど、人知れずみんな悩んでると思います。

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