『家つい』世界一のボディビルダーとディーン・フジオカの「シュッシュッシュッ」
#家、ついて行ってイイですか?
世界一のボディビルダーが住む銀座の1K
大田区・大森にあるゴールドジムでスタッフが声をかけたのは、パーソナルトレーナーの穴見一佐さん(23歳)とその彼女のめぐみさん(26歳)。一佐さんは、ゴールドジム主催の2020年大会で優勝したボディビルダーだそうだ。
というわけで、2人が同棲している銀座のご自宅へお邪魔することに。それにしても、23歳で銀座住みってすごい。家賃は一体いくらなのか……と思っていたら、1Kで13万円だそうだ。銀座にしては意外に安い。でも、トレーナーってそんなに稼げるのか? なんにせよ、銀座だし、同棲してるし、しかもマッチョだし、さっきのミニマリストおじさんとの落差がものすごい。
ちなみに、めぐみさんの職業はクラブのホステス。職場は銀座8丁目で、それを理由に銀座に住んでいるようだ。トレーニングに興味ある者同士がInstagramでつながり、知り合って2人の交際は始まったらしい。
本棚を見ると、一佐さんが紹介された雑誌が飾ってあった。彼はフィジーク(筋肉に加えステージ上の立ち振舞い、髪型、顔のトータルで評価される競技)で2019年の世界王者(23歳以下)だそうだ。
裸の写真を見ると、やはりとんでもない。肩幅が考えられない広さだし、それでいて「ここまで細くできる?」というくらいに腰が絞れている。「逆三角形」という言葉があるが、三角のレベルが常識はずれなのだ。『刃牙』みたいというか、『北斗の拳』みたいというか、『幽遊白書』の戸愚呂弟のような体型である。ブルース・リーどころの話じゃない。ここまで鍛えれば、こんなに可愛い彼女と付き合えるのか……?
もちろん、トレーニングだけではなく食事にもこだわっている。タンパク質摂取のために鶏むね肉ばかり食べるし、朝は卵10個をかきまぜて食べる。プロレベルだと、食事はもはやただの作業だ。そういえば、西川貴教は大会前にゆで卵を1日40個食べていたらしい。なかやまきんに君はブロッコリーと卵と鶏むね肉ばかり食べているという。
部屋の隅に視線をやると、日の丸の刺繍が入った日本代表のジャージが下がってあった。一佐さんがフィジーク日本代表のときに着ていたジャージだ。
「オリンピック競技を目指してるんですけど、どうしてもドーピングの摘発率がボディビルは1番高くて。以前、ロシアが国家的にドーピングしてて永久追放されたりとか」(一佐さん)
東京の次のパリ五輪でボディビルが五輪競技になる、それが一佐さんが目指すところのようだ。
「2024年が無理でも、その後もずっと追い続けていけたらいいなと思います。でも、年齢がいくつになっても取り組めるのがこの競技のいいところだと思うので、死ぬまでこの競技は続けようと思ってます」(一佐さん)
オリンピック会場で、客席から「キレてるよ!」という声援が飛び交ったりするのか? それもまた、不思議な光景だ。
ちなみに、今回の収録は一佐さんにちなんで豊島区のゴールドジム・格闘技スタジオで行われている。
矢作 「役者さんは、役で太ったり鍛えたりいろいろするんじゃないですか?」
ディーン 「必要であればやりますね」
狩野アナ 「ディーンさんはボクシングもなさったりするんですか?」
ディーン 「そうですね。ボクシングは学生の頃から」
いくつものサンドバッグがぶら下がるスタジオだ。せっかくなので、グローブをはめてディーンが打ち込みをしてくれるらしい。見よう。
「シュッシュッシュッシュッ、シュッシュッシュッシュッ」(ディーン)
実際のパンチより口で言う「シュッシュッ」の音が気になる。ディーンはなんであんなにカッコいいのに面白いんだろう。別に面白いことをするわけでもないのに。何でも一生懸命やってくれるところがディーンのいいところだ。
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