佳子さまは“囚われのプリンセス” その将来と波乱が予測される愛子さまの結婚
#週刊誌スクープ大賞
小林旭の独白と日大理事会実況中継
私は小林旭の『北帰行』が好きだ。一人で北朝鮮に行ったとき、夜の平壌の街を歩きながら、「さらば祖国、いとしい人よ」と涙を流して歌った。
マイトガイ・小林旭も83歳か。少し太り気味だが、往年のカッコよさはまだ残っている。そんな旭が、古くから一緒にやってきた芸能事務所、夢グループの石田重廣社長と、自宅のマンションを取り壊して共同住宅を建てる計画を巡って、トラブルになっていると文春が旭にインタビューしている。
金額は2億1300万円だそうだが、コロナ禍で、全国ツアーコンサートもできず、スタッフたちの給料も払わなくてはいけないため、旭といえども「はした金」だとはいえない額のようだ。
トラブルのことは2人に任せて、旭節をみっちり紹介しようではないか。最後の大物俳優、映画スターの本音は、意外にも優しすぎるものだった。
小林は、その奔放な言動が災いし、数々の舌禍騒動を起こしてきた。
「17年10月に生出演した昼の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)では、アメリカの銃乱射事件についてコメントを求められ『無抵抗の人間だけを狙ってああいうことをする人間っていうのは、バカかキチガイしかいない』と容疑者を激しく非難。不適切な発言があったとして局アナが謝罪する事態に追い込まれた。
『俺はぶきっちょだから、言葉を飾るとかできないのさ。自分の考えを述べただけで、放送禁止用語で不適当だなんて、馬鹿げたことだよ。そんなことばかり言って、昔からあった言葉をどんどん消していってしまう日本人ってどうなんだと言いたいね。馬鹿はどこまでいっても馬鹿じゃねえか。その辺がテレビのおかしいところで、大衆におもねったやり方をするからめちゃくちゃになるんだ』」
美空ひばりと離婚して女優の青山京子と再婚した。3つ年上だった。青山は結婚と同時に引退した。がんを患い、20年に84歳で亡くなった。
「前の年までは、しっかりしてたんだけどね。ただ、仕事から帰ると目の下にクマ作ったりしてて、おかしいとは思ってたんだよ。その時に脳腫瘍ができて、それが肺に転移してしまったんだろう。手術は嫌だと言って、脳腫瘍を切除したときも『すいませんこんなことになっちゃって……』って、俺に謝っても仕方ないのに。亡くなる前日も、病院でああでもない、こうでもないと他愛のない会話をした。『また明日ね』って挨拶したのが最後の言葉だった」
今は、奥さんが好きだった猫と暮らしているそうだが、家の前に子猫を捨てていく人が多くいて、可哀そうだと連れてきたから、13匹の猫と暮らす大所帯だそうだ。
旭の人間性がよく出た、いいインタビューである。
さて、今週の第2位は、所得税法違反で逮捕され、昨年12月21日に、保釈金6000万円を現金で支払った日大の前理事長・田中英寿氏の後日談。
田中氏はたびたび妻の優子さんが入院している日大病院に向かっているそうだ。彼女は階段から落ちて頭を強打し、意識が混濁して危険な状態にあるという。
そんなこともあり、1月14日に開かれた理事会では、こんな発言が飛び出したと文春が報じている。出席者がこういい放ったというのである。
「みなさんも、就任祝いを貰ったり、高価な背広を一着くらい田中先生に作って貰っているでしょう」
さらにこんな脅しも口にしたという。
「田中先生は、いま本を書いている。本人が誰に背広を作ってあげたか一番知っている。皆さんの名前が出ることもあるでしょう」
当然、田中の力で学長になった加藤学長兼理事長も、貰っていたことを隠さない。
本人曰く、学長就任時に、お祝いとして英国屋のスーツ生地を貰ったそうだ。だが、本人は、「私は吊るし(既製服)のスーツしか着たことがないので、値段がまるで分からず、常識的に贈り物なら、一人五万円だろうと思い、そこから予想金額を(四倍の)二十万として、お返しはしました」と語っている。
今時、英国屋のスーツ生地が5万円だと思うのがおかしい。ましてや、カネならいくらでもある田中なら、100万円以上はしたのではないか。
文科省は不祥事続きの日大に対して、助成金をゼロにするようだ。親亀こけたらみなこける。それが日大なのだろう。
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