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フジ月9初主演の綾瀬はるか、「長澤マネー」投下でギャラは米倉涼子超え!?

フジ月9初主演の綾瀬はるか、「長澤マネー」投下でギャラは米倉涼子超え!?の画像
綾瀬はるか

 綾瀬はるかが、4月スタートのフジテレビ系「月9」ドラマ『元彼の遺言状』に出演することが先日発表された。綾瀬が同枠で主演を務めるのはこれが初めて。フジテレビ系での連続ドラマ出演も2008年1月期の『鹿男あをによし』以来、実に14年ぶりとなる。

「綾瀬がフジの連ドラに出演するのは14年ぶりですが、単発での出演も12年以上空いており、その間に他局で出演したドラマから数多くのヒット作が生まれ、国民的女優となった。映画では2015年の『海街diary』や2017年の『本能寺ホテル』、2018年の『今夜、ロマンス劇場で』などフジが製作で関わった主演作も少なくなく、付き合いが途切れていたわけではないですが、昨今、フジのドラマは企画力で他局に遅れを取り、制作費も削減されていることから大コケすることも少なくなく、敬遠する事務所も増えている。その状況下で、フジが綾瀬をキャスティングできたことは、大金星と言っていいでしょう」(テレビ関係者)

 フジテレビが綾瀬を釣り上げることができた背景について、さる芸能関係者はこう耳打ちする。

「“ホリプロ三姉妹”のうち、石原さとみは今春出産予定で、子育てなどもありしばらくは稼働できない。深田恭子も実業家と結婚秒読みなのに加え、体調不良やコロナ感染なども重なり、これまた無理をさせられない状況です。綾瀬もそろそろプライベートで変化があってもおかしくない年頃で、女優として評価の上がっている今のうちになるべく稼働させたいという事務所事情があります。また、昨年はフジの木曜ドラマ『推しの王子様』で主演を務める予定だった深田が体調不良により降板したこともあり、ホリプロはフジに貸しを作っていたという事情も大きかったでしょう」

 一方、フジのほうも綾瀬を三顧の礼を持って迎え入れているという。前出の芸能関係者が続ける。

「フジは昨年、カンテレ制作の火曜ドラマを月曜22時枠に移動させ、月9との相乗効果を図ったほか、この春からはおよそ6年ぶりに水曜22時枠でドラマを復活させるなど、ドラマに力を入れています。その背景にあるのは、一時期は低迷していた月9がここ数年で復調していること、そして映画化による増収が見込まれることです。

 月9はここのところ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』『監察医 朝顔』『イチケイのカラス』などが好調で、現在放送中の菅田将暉主演『ミステリと言う勿(なか)れ』もTVerでの初回の見逃し再生回数で歴代最高記録を叩き出した。そして長澤まさみ主演『コンフィデンスマンJP』の映画化が軒並みヒットとなり、フジは『ルパンの娘』『ラジエーションハウス』『シャーロック』など続々と映画化に踏み切っている。福山雅治主演の人気シリーズ『ガリレオ』の映画版第3弾も9月に公開予定で大ヒットが期待されるほか、『ミステリと言う勿れ』も映画化の方向で動いていると言いますが、『元彼の遺言状』も、すでに原作小説は続編となる『倒産続きの彼女』(宝島社)が出ており、“先”を見据えた上での連ドラ化というわけです。

 現在公開中の『コンフィデンスマンJP 英雄編』は、前作『プリンセス編』の累計38.4億円を超える興収も狙える大ヒットとなっていますから、綾瀬主演の月9となれば、長澤と同じかそれ以上に期待ができるとあって、1本400万円という高額ギャラを提示してオファーしたとか。これだけのギャラをフジが出せたのも、『コンフィデンスマンJP』の映画化で稼ぎ出した“長澤マネー”のおかげでしょう。これまで女優界の“ギャラ女王”は、米倉涼子の『ドクターX』シリーズ(テレビ朝日系)1本500万円が最高でしたが、個人事務所になったことで現在は350万円にまで下がっている。綾瀬に頼るしかないホリプロとしては、ギャラが『業界最高額』になったことで、了承しやすかったという側面もあったと思われます」

 一部報道によればTBSは、昨年1月期に放送し、高視聴率を記録した綾瀬主演の『天国と地獄 ~サイコな2人~』の続編準備を進めていたという。フジ参戦でますますテレビ各局の綾瀬争奪戦が激化していきそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/02/01 11:00
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