「菅田将暉かわいすぎて悶絶」 『ミステリと言う勿れ』主人公・整に沸く視聴者たち
#菅田将暉 #ミステリと言う勿れ
菅田将暉主演のフジテレビ系月曜ドラマ『ミステリと言う勿(なか)れ』が好調だ。1月24日に放送された第3話の世帯平均視聴率は13.2%(関東地区・ ビデオリサーチ調べ)と2桁台をキープしており、よほどのことがない限り低迷することはなさそうだ。
タイトルでは否定されているが、ドラマの内容はミステリーをめぐる会話劇だ。菅田演じる主人公・久能整(くのう・ととのう)は目の当たりにした出来事に対して「僕は常々思っているんですが」と口を挟まずにいられない性格で、その“推理”がさまざまな謎を解決していく。聡明さや発想の自由さこそ感じられる整だが、キレ者という印象はなく、キャラクター設定はどちらかといえばかわいらしい。第3話では、そんな整を演じる菅田将暉のかわいさにファンが沸く場面があった。
視聴者たちがざわついたのは、整のもとにある荷物が届けられたシーン。事件がきっかけで出会い、仲良くなりたいと思った犬堂我路(永山瑛太)から届いたクール便をウキウキしながら開けると、中には人の手首が。見覚えのある時計やブレスレットをつけた手首を、我路のものだと思った整は思わず尻餅をつく。そして背中を丸めてうずくまり、「だめだ……もう子どもじゃないんだから。ダンゴムシになっちゃだめ」と自分に言い聞かせるのだ。猟奇的なシチュエーションであり、整の抱えている“闇”が垣間見える場面だが、か細い声で呟く姿はかわいらしくもあり、視聴者からは「きゅうううううん」「ダンゴムシになる菅田くんかわいすぎて悶絶」「ダンゴムシになっちゃだめの整くんの守ってあげたさ異常だった」といった声が。手首のことなど一瞬で忘れて庇護欲をくすぐられていたようだ。菅田将暉、おそるべし。
菅田といえば、幅広い役柄をこなせる、いわゆるカメレオン俳優である。昨年4月期のドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)では、お笑い芸人として活動するも10年経っても芽が出ず、人生の岐路に立つ青年・高岩春斗役を好演。かと思えば、一昨年の夏ドラマ『MIU404』(TBS系)では、言葉巧みに人を操りドラッグを売りさばくミステリアスな人物・久住役を演じ、視聴者をもてあそんでいた。
数多くある出演作のなかには、かわいい役どころももちろんあり、共演者の土屋太鳳が「菅田くん史上一番かわいい」と評していたのが2018年の映画『となりの怪物くん』だ。ガリ勉女子の水谷雫(土屋太鳳)と問題児・吉田春(菅田将暉)の恋を描いた作品で、初々しく不器用なさまが評判を呼んでいた。
しかし、今回の整には春とはまた違ったかわいらしさがある。洞察力や推理力は抜群、人の孤独に寄り添うような言動はどこか影のある整の生い立ちを想像させるが、趣味のカレー作りを黙々と楽しんだり、我路のストレートヘアを羨み真似してみるが失敗したりといった抜けた部分には親しみが持てる。このアンバランスさを自然に演じきっているのは、演技の幅が広い菅田将暉ならではだろう。当初はキャスティングへの不満が聞かれた『ミスなか』だったが、菅田の役者としての力量を見せつける作品となったでのはないだろうか。
■番組情報
月曜ドラマ『ミステリと言う勿れ』
フジテレビ系毎週月曜21時~
出演:菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、門脇麦、白石麻衣、鈴木浩介、筒井道隆、遠藤憲一 ほか
音楽:Ken Arai
脚本:相沢友子
プロデュース:草ヶ谷大輔、熊谷理恵(大映テレビ)
演出:松山博昭、品田俊介、相沢秀幸
主題歌:King Gnu 「カメレオン」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
制作・著作:フジテレビ 第一制作部
公式サイト:fujitv.co.jp/mystery
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