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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 吉住「科捜研の女」で見せた片鱗とは

「科捜研の女」で吉住が見せた片鱗を元芸人が解説 役者でブレイクする芸人とは

塚地武雅が役者としても評価を受けるワケ

 役者さんが自分の素を見せないのは、もしかしたら余計なイメージをつけないようにしているのかもしれない。

 今後間違いなく吉住さんの素がもっと出てきて、イメージが認知される時が来る。だがそうなった時に、吉住さんが役者が出来なくなるのかというとそうではない。僕が思うに、芸人としてのイメージは必ずついてくる。そうなる前にたくさん演技をし、役者としてのイメージも付けてしまうのだ。そうすると芸人吉住、役者吉住という2つのイメージが付き、視聴者は勝手に分別して見てくれる。

 思い出してほしい、タイプは違うが先述したドランクドラゴンの塚地さんがドラマに出ているときを。

 そこにいるのは芸人塚地武雅ではなく、その役の人物に見えているはずだ。

 このように視聴者さんのイメージ操作をし、役者としての位置を確立すれば、平々凡々タイプの役をこなす唯一無二タイプになれる。

 そんな才能の片鱗が垣間見れた「科捜研の女」第10話だった。

 あっ、大久保さん、塚地さん、吉住さん……全員人力舎の芸人だ。結果的に今回は人力舎のコラムとなりました。おしまい。

檜山 豊(元お笑いコンビ・ホームチーム)

1996年お笑いコンビ「ホーム・チーム」を結成。NHK『爆笑オンエアバトル』には、ゴールドバトラーに認定された。 また、役者として『人にやさしく』(フジテレビ系)や映画『雨あがる』などに出演。2010年にコンビを解散しその後、 演劇集団「チームギンクラ」を結成。現在は舞台の脚本や番組の企画などのほか、お笑い芸人のネタ見せなども行っている。 また、企業向けセミナーで講師なども務めている。

Twitter:@@hiyama_yutaka

【劇団チーム・ギンクラ】

ひやまゆたか

最終更新:2022/02/04 16:40
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