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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > バンドブームと『イカ天』の裏側

『X年後の関係者たち』バンドブームは“最もコスパの悪いエンタメ”? イカ天の裏側

たまとマルコシアス・バンプの名勝負

「バンドブームを象徴するバンドは?」という質問で、4人がそれぞれ挙げたのは以下のバンドだった。

大槻……X
石川……マルコシアス・バンプ
萩原……マサ子さん
綾小路……ブルーハーツ

 グッとくるのは、石川が挙げたマルコシアス・バンプだ。たまの“グランドイカ天キング”(5週連続キング)挑戦を阻止せんと現れたのはマルコシだった。しかし、この回でたまが演奏したのは意表を突く名曲「まちあわせ」。結果、たまが見事勝利を収めたのだが「挑戦者も惜しかった。彼らも残してあげたい」という萩原の粋な計らいによって、仮チャンプとして次回出場権をゲットしたマルコシ。あの名勝負からの関係性が続いているからこそ、石川は「マルコシアス・バンプ」の名を挙げたのだろう。雑誌やネットで「バンプ」の3文字を見ると「おっ!?」と浮足立つものの、大抵はBUMP OF CHICKENのことを指しており、「そりゃそうだ」と自分を落ち着かせたことは2度や3度の話ではない。マルコシへのミュージシャンの評価は一様に高かった。

「ちょっとでもバンドやったり楽器触ったことある奴だったら、出てきた瞬間『これはヤベえ!』って思うくらいの演奏力」(大槻)

 バンドブームにはダメなバンドがいっぱいいただが、マルコシやたまや筋少の曲は、今の耳でも聴いてもまったく古びてない。

「結果的に、BEGINが出てたまが出てきたときに、一般人が聴いて『いいな』と思うバンドは誰でもできるバンドじゃなくて、やっぱり選ばれた人がやってるバンドだってわかってくるんですよ、段々ね。それが、イカ天が教えてくれたことの1つじゃないですか」(萩原)

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