元[Alexandros]庄村聡泰、『スパイダーマンNWH』のネタバレ回避に“気が狂いそう”
#スパイダーマン #ショウムライター
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の話をしますか。遂にコイツが公開されてしまった。いやはや本当に昨今の”情報の波”足るものの凄まじさよ。
ご存じの通りこちら、映画史上最も巨大と言っても過言ではない”ネタバレ厳禁”モノであった為、出来るだけ早く、出来るだけ良い席で、と自身のスケジュールも調整しつつ、映画館の座席情報も日々更新しつつ(さすがの人気作で良席が全然空きやしねえでやんのなんか映画館がめちゃ盛り上がってて嬉しくなりましたよあたしゃ)、何とか日本国内公開日である1月7日から1週間以内の観賞にありつけた訳なのだが、そもそもイギリスと韓国に至っては2021年12月15日に先行公開済。そして本国アメリカでは2日遅れての12月17日に公開済。なもんだから”ノーウェイホーム”で検索すると出て来ちまう訳ですよそっちでご覧になられた方の感想を日本語訳してくれとるサイトさんが。
そして何ならそれよりも随分と前から映画ニュース系の媒体さんなどで”xxx(演者)、出演の噂を否定!”とか”xxx(製作陣)、確信に迫る質問をはぐらかす!”とかもう、この映画に関わる全ての人間は基本一貫して長嶋茂雄だった訳ですよ。”ん~どうでしょう”だった訳ですよ。
なので12月15日以降は待ちに待った疑問の答えが既にクリック一発の状態でそこかしこに山積しとる訳ですよ。12月17日以降はそれに纏わる記述が更に増え、1月7日以降は更に更に増え、そして今日現在もとんでもないスピードでネタバレ記述は増殖を続けとる訳ですよ。何度も何度もクリック未遂に陥りましたよ。”これを押せば、これさえ読んじまえば、そこには待ち侘びた答えが……”と、震える指を抑えるのに必死でしたよ。街中で流れる映画の広告にすら目と耳を塞いだのは生まれて初めてですし、映画ドットコムもフィルマークスも開くのが怖かった訳ですよ。
脳内BGMはブルーハーツですよ曲は勿論”人にやさしく”ですよ気が狂いそうだった訳ですよ僕が言ってやるでっかい声で言ってやるネタバレを言ってやる聞こえるかいネタバレ!だった訳ですよ……。
中身はまあ一言で言ってしまえば世紀のお祭り映画、或いは世紀の乗らなきゃ損損映画。とにかくひたすらに楽しく、でも締めはひたすらに悲しい。そう言う意味でも本当に正しいエンタメ超大作。まさかライミ版マーク・ウェブ版も纏めて収束させやがるとは。まさかMJがあんなにデレっぱなしだとは。まさかドック・オクがツンデレ属性だったとは。まさかヴェノムが本編に一切絡まないとは。まさかウィレム・デフォーが香川照之に顔芸でケンカを仕掛けるとは。
本編冒頭で流れる曲は21年話題となった『アメリカン・ユートピア』の首謀者デヴィッド・バーンがやってたバンド、トーキング・ヘッズの”I Zimbra”つう名曲でそう言えばライミ版1の主題歌の”Hero”つう曲も男臭い系アメリカンロックバラードの名曲だしマーク・ウェブ版2の主題歌の”It’s On Again”なんかアリシア・キーズとケンドリック・ラマーのコラボだったもんなあ。
ライノについても言及あったしきっと浮かばれたよなあ。
やっぱエレクトロは青いまんまじゃ嫌だったのかなあ。
リザードはキングスマンのラスプーチンと中の人同じなんだよなあ。
サンドマンのボーダーTシャツはなんであんなピチピチなんだろうなあ。
俺の友達の中島とネッドの顔凄え似てんだよなあ。
語り出すと本当にキリがないので、今回はこの辺で。
ですがあと3本やるかもねとのスパイダーマン。なので次回作は是非とも『スパイダーマン&ヴェノム:リーサル・プロテクター』でお願いします(絶対にない)。
あとライミが撮ったドクター・ストレンジも早く観てえしスパイダーバースの続編で東映版(”スパイダーマッ”で検索)の登場もまことしやかに言われとるしモービウスもクレイヴン・ザ・ハンターもやるし、まだまだ供給には事欠かないので、引き続き楽しみにしております。
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