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錦鯉のM-1優勝はまさか!?『情熱大陸』博打に勝利も漂う『ザ・ノンフィクション』味

錦鯉、まさかのM-1優勝!?『情熱大陸』博打に勝利も漂う『ザ・ノンフィクション』味の画像1
TBS系『情熱大陸』公式サイトより

 9日、TBS系『情熱大陸』にM-1グランプリ2021で王者に輝いた錦鯉が登場した。

 密着は10月から。M-1で錦鯉が「まさか」優勝するとは思わずに始まっていたそうだ。

 番組YouTubeにはプレッシャーを与えてしまう可能性があるため番組名を伏せて密着していたことも明かされている。

「『情熱大陸』という番組で取材させていただいてまして、このタイミングで言うのは大変申し訳ないなと思っているんですけど」とスタッフからネタばらしされると渡辺隆は「本当に申し訳ないと思わなきゃいけない案件ですよ」冷静に突っ込みつつも「これはドッキリの可能性はない?大丈夫?」と信じがたい様子。長谷川雅紀も「情熱大陸出るったら親戚家族関係がちょっと」と感慨深そうな面持ちで天を仰いでいた。

 密着が始まったのは10月29日に行われた錦鯉独演会『こんにちわ』からで、Ⅿ-1予選3回戦の真っただ中。M-1優勝はおろか、予選で落ちる可能性もある段階からだ。

 密着のゴールがM-1優勝だったら最高の番組にになるが、スタッフはどこかで「そんなことないよな~」と考えていたようだ。

 しかし、まさかの優勝。スタッフは大博打に見事勝利した。

 彼ら自身の掴み「情熱大陸に出るよ!」「ノンフィクションの方だろ」(ラジオのコーナーでリスナーから募集)にもあるように、どこかノンフィクションらしさが……。

 8本歯が無いので「餅つき方式」で咀嚼していると説明する長谷川。漫画が大量に並ぶ生活感あふれる自室で「こういう人生だからダラダラ生きてやろう」と諦めの境地を語る渡辺。

 疲れ切って楽屋の畳に寝転ぶ長谷川の頭には丸くボタンの跡がついていた。

 なんとか、長谷川が高校の頃、なんだろうと壁のボタンを押してみたところ防災シャッターが閉まってしまったというエピソードに渡辺が「押したらいいかわからないボタンは押していけばいいんだよ」とそれっぽくまとめ、そこに「それが錦鯉の哲学かもしれない」と窪田等の声でナレーションが入り、ぎりぎり情熱大陸に収まった。

 それもまた、「それが錦鯉らしさなのかもしれない」

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/01/15 06:00
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