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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『関ジャム』音楽Pの年間ベスト10

『関ジャム』音楽Pの年間ベスト10「サブスクにない曲は見つけてもらえない」

サブスクにないと世に見つけてもらえない時代

 藤井風の楽曲アレンジも務める音楽プロデューサー・Yaffleが選者に初参加した。今回、彼は「関ジャムという大番組でこんな曲を流し、意味のあることになればイイな」という意識でランキングを作成したようだ。丁寧な語り口だけれど、先達2人に突きつける道場破り感を感じなくもない。Yaffleが選んだ5~10位は以下だ。

5位:Kroi「Balmy Life」
6位:KM「Stay(feat.LEX)」
7位:VivaOla「My Moon(feat.ZIN)」
8位:Tina Moon「Chicken Street」
9位:gato「××(check,check)」
10位:新東京「Cynical City」

 うわぁ、知らないのばっかり! 特に、8位の「Chicken Street」はYouTubeで再生回数が200回(昨年12月17日時点)しか行っていない。200万回ではなく200回だ。よく見つけてきたな、Yaffle。視点がマニアックすぎるし、いい意味でテレビ向きじゃない。新しい世界に誘ってもらってるみたいなセレクトなのだ。

 おそらく彼、今回は『関ジャム』を利用してきている気がする。いわゆる、フックアップ。「関ジャムという大番組」だからこそ、そのねらいは実現し得る。感性が一般人寄りのいしわたりと、音楽オタク気質丸出しのYaffle。この座組なら、1人ぐらいは攻めた選曲の人がいてもいいだろう。

 とは言っても、5位のKroiは手堅かった。彼らの楽曲「Juden」は自動車のCMソングに採用されたし、去年Kroiはラジオでよくかかった。King Gnuの次に来るのは彼らという気もする。

 ところで、Yaffleはこれらの曲をどうやって見つけているのか?

「サブスクでバーって流してハマったやつにハート(お気に入り)を押しておいて、結構時間が経ってから聴いて『ああ、これやっぱりカッコいいな』って思ったやつをプレイリストに入れたりとか」(Yaffle)

 これと同じことは蔦谷も口にしている。

「新しい才能が見つかりやすくなったのは、SNSとサブスクが成熟してきたってことだと思うんですよ。みんながちゃんと手に取れるようになって、身近になってきたってことだと思うんですね。それは単純に喜ばしいことだと思いますね。そういう才能がみんなに知れ渡るっていうのは」(蔦谷)

 つまり、サブスクに入っていないと世に見つけてもらえない時代になっているのだ。そして、ハロプロやジャニーズはいまだサブスクの全面解禁には至っていない。

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