トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 烏丸せつこが主演映画をボロクソ批判!

ベテラン女優・烏丸せつこ「そんな女、いるかっての」 主演映画をボロクソ批判!

ベテラン女優・烏丸せつこ「そんな女、いるかっての」 主演映画をボロクソ批判!の画像1
映画『なん・なんだ』公式サイトより

 俳優がドラマや映画の宣伝でメディアに出れば、作品を褒めまくるのが当たり前。ところが、1月15日に公開される映画『なん・なんだ』で主役を務める烏丸せつこが、公開前の映画をあちこちのインタビューでこき下ろしている。

 烏丸は1979年にクラリオンガールに選ばれ、抜群のスタイルでグラビア界を席巻しつつ、女優としても活躍。2020年には朝ドラ『スカーレット』にも出演している。私生活では、不倫の末に結婚、離婚、自己破産、再び不倫を経て結婚と、波乱万丈だ。そんな烏丸だけに、自身の出演作についても妥協はない。主演作『なん・なんだ』について、

「(自身が演じた)美智子は、男から見た女なんだよ。しかもすごい古い。こんなだから、日本映画は駄目なんだよ」(朝日新聞夕刊 1月7日付)
「この映画には、気持ち悪いところがいっぱいあるんだよね。とにかく背景の設定に始まって、登場人物の関係性やかかわり方、ワーワーしゃべりまくるセリフに至るまで、ツッコミどころが満載っていうのかな」(デイリー新潮)

 と語ると、自身の役柄についても、

「そんな女、いるかっての」(デイリー新潮)
「気が合わないね」「はあ?『心と体は簡単に切り離せない』って、キモい」(朝日新聞)
「女はそんなことで執念深く恨んだりしないわ(笑い)」(日刊ゲンダイDIGITAL)

 とコメント。エンディングの演出についても、「数年後のシーンを蛇足で付け加えられていた。サイテー。行間で語るのが映画じゃないの?」(朝日新聞)と悪態をついている。

「『スカーレット』で天真爛漫な役柄を演じた烏丸はプライベートでも奔放で、噂になった相手は二枚目俳優やカリスマミュージシャンなど数知れず。一方、気の強さを表すエピソードとしては、古舘伊知郎との確執があります。

 これは以前、古舘が司会をしていたトーク番組に烏丸が出演した際、烏丸が気のない返事に終始し、舌打ちまでしたため、古舘がキレたというもの。後にテレビ番組でこの件について問われた烏丸は、『トーク番組が苦手で、言葉が出てこなかった』と謝罪しましたが、桂三枝の番組でも似たようなことをしており、態度がたびたび問題視されてきた“前科”の持ち主です」(芸能記者)

 もっとも、今回の映画に関するコメントについては、作戦ではないかという意見もある。映画雑誌関係者はいう。

「ここ数年、興行収入だけを見れば映画業界は堅調でしたが、ごく一部の作品に人気が集中するばかりで、日本映画はアニメ以外ボロボロ。そこにコロナが重なって、制作現場の人間は大半が瀕死状態です。人気俳優が主演する作品でさえ、見るも無残な大コケが相次いでおり、地味な作品なら結果は言わずもがな。それなら話す内容がどんなものであれ、インタビューが話題になった方がまだマシです。

 烏丸を昔から知る一映画ファンとして見ると、“ただ本音を言っているだけ”という気もしますが、一連のインタビューでは、『変な作品なのに嘘つけないし。もう、逆宣伝するしかない』(日刊ゲンダイDIGITAL)、『烏丸の言うことが正しいのか、ぜひ映画館に行って確かめてほしい』(朝日新聞)と語っており、この態度は、これからお金を払って映画を見ようという人に対して非常にフェア。勇気ある発言は評価されてしかるべきでしょう」(映画雑誌関係者)

「つまらない」「変だ」と言われれば、見たくなるのが人の性。どうやら烏丸の術中にハマってしまったようだ。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/01/13 20:00
ページ上部へ戻る

配給映画