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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 堂本剛、海外で音楽高評価も事務所が障壁?

堂本剛「ENDRECHERI」が米メディアの年間ベストに選出も…ジャニーズが障壁に?

堂本剛「ENDRECHERI」が米メディアの年間ベストに選出も…ジャニーズが障壁に?の画像
ENDRECHERI『GO TO FUNK』(Original Edition)

 堂本剛が、あの世界的なレジェンド、プリンスと並び立った。

 KinKi Kidsの堂本剛がソロ・プロジェクト「ENDRECHERI」(エンドリケリー)名義で昨年8月に発表した最新アルバム『GO TO FUNK』が、米音楽メディアの年間ベストアルバムに選出されるというニュースが飛び込んだ。

「取り上げたのは、昨年からENDRECHERIをプッシュしている『Funkatopia』というファンク音楽を専門に取り扱うメディア。個人運営の小規模な独立系メディアですが、ブーツィー・コリンズといったファンクレジェンドから、日本でも人気のジャミロクワイなどの大物アーティストの独自インタビューも掲載しており、そのファンク愛でミュージシャンや業界関係者の間でも知られた存在です。あのプリンスも生前、Twitterで同サイトの記事を何度かシェアしたことがあるほどです」(音楽ライター)

 このFunkatopiaが1月頭、「20 Best Funk Albums of 2021」という記事を公開した。文字どおり、2021年に発表された作品の中から、特に優れたファンクアルバムを20作選出するというものだが、ここに故プリンスの遺作などとともにENDRECHERI『GO TO FUNK』がピックアップされたのだ。

「熱心な剛ファンがENDRECHERIを強く推薦したことがきっかけとなり、同メディアは定期的に行っているライブ配信などで昨年の3月頃からENDRECHERIをプッシュ。年間ベストの記事でも、『ENDRECHERIのガチのファンによって存在を知った』と触れており、ライブ映像を観たことをきっかけに、Funkatopiaの運営メンバーも『生涯のファンになった』と説明しています。過去には、プリンスなどのレジェンド級のアーティストを引き合いに出しながらENDRECHERIを絶賛していたため、年間ベスト20作のひとつに選ばれたのも納得です」(同上)

 たかが個人運営メディアの企画という向きもあるだろうが、その影響力は小さくないようだ。

「大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズでシーズン3まで製作総指揮を務めたことで知られるグレン・マザラ氏もファンク愛好家のようで、この年間ベスト記事をツイート。その後、掲載された20作品のうち10数作品について『今聴いている』とツイートし続けたのですが、ENDRECHERI『GO TO FUNK』もその中に入っていました。さらに、ファンからのコメントに応える形で『めちゃくちゃいい発見』とツイートしていたことから、剛さんの音楽性を気に入ったようですよ」(同上)

 となれば、ENDRECHERIの海外進出にも期待したいところだが……このハードルは高そうだという。

「年間ベスト記事ではFunkatopiaが『いつか私たちの番組にも出てほしい』と剛さんにラブコールを送っているのですが、実はこれは当初から伝えていたこと。剛さん自身も、Funkatopiaからの熱烈なオファーについて『こんだけ興奮してくださるんであれば嬉しい』と喜び、『どういう方法でつながっていただけるか。ちょっといろんな人に相談してみようと思います』と4月のラジオで前向きに話していたのですが、あれから半年以上。その後進展はないということでしょう。ジャニーズ事務所は英語で世界に向けて情報を発信する公式Twitterが昨年6月に開設されたのですが、同月に堂本光一さんがソロアルバム『PLAYFUL』を発売したことはツイートしているのに、ENDRECHERIについてはスルー。もちろん年間ベストに選ばれたことも触れていません。せっかく海外から評価される機会だというのに、事務所はあまり協力的には見えませんね」(同上)

 コロナ禍に加え、2022年はKinKi KidsのCDデビュー25周年イヤーにあたるため、せっかくのチャンスはますます遠のきそうだが……「生涯のファンになった」というFunkatopiaのラブコールがいつか実る日が来ることを願うばかりだ。

加賀美ジョン(音楽ライター)

洋邦問わず、音楽にまつわる編集・ライティングで十数年。クレジットを眺めるのが趣味。

かがみじょん

最終更新:2022/01/13 22:00
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