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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『乗り継ぎ対決旅』勝敗に異論あり!

『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』クロちゃんは第2の蛭子さん?&勝敗に異論アリ!

今回は、もはや「ローカル路線バスVS歩き」

 結論を言うと、今回勝利したのはバスチームだった。雪辱を果たし、鉄道チームとの戦績をイーブンに戻した太川。これが公平な勝負だったら何も言うまい。しかし、看過できない要素が多すぎた。

 いろいろあるのだが、今回はチェックポイントの設定に尽きる。チェックポイントで用意されたミッションをクリアしないと、その先の目的地へ進むことはルール上許されない。第3チェックポイントに選ばれたのは城崎温泉だった。初日、鉄道チームはかなりのリードを保ったまま19:15に同チェックポイントへ到着。しかし、ここで用意されたミッションに挑戦できるのは17:00までだというのだ。つまり、いくらリードを稼いでいようが、初日終了時点ですべてリセットされてしまうという形。ザルな設定である。

 それだけならまだいい。2日目に向かう第5チェックポイントの蕎麦屋「そば一」は、駅から15~20km離れた場所にあるのだ。まさに、鉄道チーム泣かせの立地。なぜ、こんな場所にチェックポイントを設定したのだろう? 理論派のクロちゃんは納得できなかった。

クロちゃん 「15キロメートル!? 歩く距離じゃないですよね……」
村井    「比較的、歩ける距離」
クロちゃん 「え? 俺が間違ってるの、この感じ?」

 間違ってない。企画をこなすうちに常識が壊されたチームメイトの中で、唯一常識人だったクロちゃん。正気を保てているだけに、見ていて可哀想になってきた。さらに、村井が究極の選択をクロちゃんに迫る。

「クロちゃん、20km歩くか15km歩くか、どっちがいい?」(村井)

 なに、そのおもしろ質問は。軍曹が提示した地獄の2択が狂っている。20kmなんてもうハーフマラソンだ。結局、2日目における鉄道チームの徒歩距離は40km以上だった。しかも山道、しかもマスクありだ。そんな無茶な。

 いくらなんでも、これは村井のリーダーシップが悪手だったのでは……と思いきや、決してそうではなかった。放送終了後、正解ルートの答え合わせがTVerで配信されたのだが、それによると彼女が選んだルートにほぼ間違いはなかったようなのだ。ハナから歩くしか手段のない、無謀な立地。鉄道チームなのに鉄道が関係なくなっているし、それなら番組タイトルを「ローカル路線バスVS歩き」に改名したほうがいい気がする。

 率直に言うと、今回の旅で鉄道チームはノーチャンスだった。太川が大チョンボをするか否か? 勝敗はそこのみにかかっていた。

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