「我武者羅」「麺庵ちとせ」「ホープ軒」、名店再現系“タテ型”カップ麺3選!
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東京豚骨の元祖がカップ麺に! サンヨー食品「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」
最後は、サンヨー食品の「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」220円(税別)。東京・吉祥寺にある老舗ラーメン店「ホープ軒本舗」の味を再現したカップ麺です。
東京・吉祥寺にある「ホープ軒本舗」は、豚骨に醤油を合わせて背脂ガーリックを効かせたスープが特徴。今でこそ東京には豚骨ラーメンの名店が多くありますが、「ホープ軒本舗」は東京豚骨ラーメンの元祖とされています。
東京・千駄ヶ谷にある「ホープ軒」は、今回の「ホープ軒本舗」が貸し屋台業をしていたときに屋台を借りて営業したのが始まりのお店で、こちらは背脂チャッチャ系ラーメンの元祖とされています。
まろやかな豚骨醤油味のスープに、中細で縮れのついた油揚げ麺と、ひき肉やねぎといった具が合わせられています。具の全体量はかなり少なめ。豚骨醤油といっても醤油味に家系ラーメンのようなキレはなく、隠し味程度にほのかに香る程度です。豚骨醤油というより豚骨スープという方がしっくりきます。豚骨にもクセがなく、マイルドで飲みやすいスープでした。
ガーリックの風味がつけられており、これも二郎系のようなガツンとくる強さではありませんが、スープに輪郭をつける役目を担っており、豚骨醤油のスープの中で比較的目立った存在でした。
スープ表面には背脂の粒や豚脂が浮いています。千駄ヶ谷の「ホープ軒」のようにビッシリな背脂ではないですが、豚の旨みやこってり感を加えています。
豚脂による豚の旨みと、一本通ったガーリックが特徴と言えますが、キレッキレではないところが昔ながらの味わいで、こだわりを感じる部分でした。
背脂と生姜のハーモニーが絶妙!
本格的な名店再現系カップ麺といえば、300円近い価格設定のどんぶり型カップの商品が多いですが、今回紹介したタテ型カップの名店再現系カップ麺3品も、比較的安価ながら、それぞれに個性やこだわりが感じられました。
特に、「我武者羅」の背脂と生姜のハーモニーは絶妙! ぜひおすすめしたい一杯です。
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