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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > マヂラブ野田「うんこネタ」乱発の新春

マヂラブ野田、「うんこネタ」乱発で子どもたちから帰れコールを浴びる殊勲

うんこばかりでガチギレする子どもたち

「大うんこショー」最後のプログラムは「うんこの刃」だった。まず、頭を布で覆った状態で登場する野田。『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎の格好をしていると思わせ、子どもたちの「たんじろう~!」の呼びかけに合わせて布を剥ぎ取ると、実はうんこの被り物をしていたという演出だ。だから、「うんこの刃」。ひどいネーミングである。

子どもたち 「たんじろう~!」
野田    「うんじろうだよ」
子どもたち 「帰れ!」

 ガチギレした子どもたちから大ブーイングを浴びるうんじろう。あんなにうんこに食いついていた子どもが、20分後には「帰れ!」と声を上げるのだから「うんこ飽きさせ師」はすごい。相手が子どもとはいえ、こんなに嫌われたら心が折れるだろうに、意に介さない野田のメンタルもすごい。地下ライブで雌伏の時を過ごしていた数年前も、彼はこんな感じだったのか? M-1で上沼恵美子に怒られたら、余計にかかっただけのことはある。素晴らしい胆力だ。

 ショー終了後、子どもたちに感想を聞くと「うんこは飽きた」「汚い言葉を使うのは良くない」と一様に改心しているから驚く。大半は最後までゲラゲラ笑っているのだろうと予想していただけに、いい意味で裏切られた。教育できたし、矯正できたし、洗脳が完了したというか……。

 子どもたちは大人の反応を見ながらうんこでキャッキャしているところもあるはずだ。だから、否定するのではなくゴリ押ししてあげる。結果、逆に飽きて嫌になったという流れだ。まさに、北風と太陽の理論に当てはまっている。

「うんこ飽きさせ師」は、本当にイケる気がする。うんこに限らずすべての事柄で通用しそうだし、小島よしおみたいに全国の幼稚園を回るのもいいだろう。ただ、野田並みの胆力がなければこの仕事はメンタルが病みそうだが……。幼児期心理学としても貴重なVTRだった。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2022/01/09 12:00
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