ヒモ夫が怪しすぎ!?も後追い死…陰謀論うずまく女優の死の真相に迫るHBO作品
#ブリタニー・マーフィ
やばすぎるサイモンのソシオパスっぷり、ブリタニーも餌食に
自分の好みの服を着させ、「太りすぎてる。痩せた方がいい」と命令し、彼女が栄養失調で倒れても病院に連れて行かせず軟禁状態に置く。他人に会わせれば洗脳が解けるからだ。その時は女性の友人が強引に乗り込んできて病院に連れだして一命を取り留めたという。良心のかけらもなく、平気で嘘をつき、共感性に乏しく欲しいものを手に入れるためならなんでもする。そして傍目にはカリスマ性を兼ね備え魅力的―という典型的なソシオパス。ブリタニーはそんなサイモンの餌食になってしまったのか?
結婚してからのブリタニーはサイモンに支配されていたという。ファッションも食生活も彼の言うがままに受け入れ、痩せろと命令され携帯を取り上げられブリタニーに連絡するには、サイモンを通さないとできない。女にタカる手口はいつも同じ。マネージャーや専属スタッフが忠告すると翌日、全員が解雇された。
こうしてブリタニーを支配下に置いたサイモンは整形を勧め、現場に遅刻するようになり、しかもセリフすら覚えていないブリタニーは業界から疎ましがられ、ゴシップ誌の常連として騒がれるようになってしまう。
世間はサイモンに疑惑の目を向ける。「彼がブリタニーの死に関わっているのでは?」メディアに総バッシングされたサイモンは疑いを晴らすべく、ブリタニーの母シャロンと一緒にテレビに出て疑惑を晴らそうとするが、義母と今も同居して彼女の発言をコントロールし「毎日ベッドで一緒に泣いているんだ」と寄り添う2人は、誰がどう見ても怪しいでしょ!
死亡現場となったバスルームから大量の鎮静剤や興奮剤などが発見され、偽名で書かれた処方箋などが出てくるとサイモンはますます怪しまれるように。でもどんなに怪しくても彼を逮捕することはできない。なぜならブリタニーの死の5カ月後にサイモンも自宅で死んだからだ。死因は肺炎と貧血。夫婦がまったく同じ場所で同じ理由で。
死因が肺炎なんて納得できない世間は「彼女は殺されたのだ」と陰謀論を広め、サイモンも死ぬと今度は母親シャロンを怪しみだす。ブリタニーと何十年も会っていない実父は謀殺・毒殺を主張し彼の友人であるブリタニー・マーフィファンクラブの会員(笑)の女性は、手に入れたブリタニーの毛根から重金属が出たといい、実母のシャロンが「遺産欲しさに娘を毒殺した」と騒ぎ立てたが、法医学関係者はスプレーや染髪剤が付着していただけで毒殺ではないという。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事