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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > キンコンとインパルス堤下で大爆笑

「毎週キングコング」インパルス堤下との今も自然なトークで大爆笑! 飽きない魅力

西野と堤下、2種類のツッコミ

ゴリラ この動画の特徴は「タイプの違うツッコミが2人いる」事で、お笑い教科書から少し外れた笑いが生まれている所ですよね。わかりやすさが求められるテレビでは、あまり見る事ができない。

みしま そうだね。堤下さんは、誰もが認める超実力派のツッコミ。「舞台で学んだスキルで上手くツッコむ」のタイプではなく、根っこの部分からツッコミの人。パワーのある的確なワードで全部笑いで返せる。この動画では、イジられてからの返しで笑いを取る役割。

ゴリラ そして西野さんはフリから返し、負け芸から勝ち芸まで全部ができる万能型のツッコミ。通常分かりやすさ重視で考えると「イジる・イジられる」の構図を作ったらそのまま行くんですけど。この動画の場合、西野さんが更にもうひとつ関係性を作ってるんですよね。

みしま ともすれば「キングコングさんがイジる」「堤下さんがイジられる」の構図だけで終始しそうな所を、西野さんがイジりの対象を梶原さんに変えたり、自身がボケに回ったりと、変化をつける役割をしてるよね。

ゴリラ 結果、お互いのやりとりが三者三様で、お互いが好き勝手笑いを取っているのにまとまりが出てます。各々攻撃的なイジりも強いけど、返しも強い。ほぼ同じ事を20分位やってるんですけど、ずっと飽きずにおもしろいのは変化がついているからですね。

みしま 特にキングコングさんが、2人ともがイジる側に回ってるのは、現在のテレビ番組では中々見られないんだよね。

ゴリラ キングコングさんは、現在ほぼテレビを脱却してる状態ですもんね。だからテレビに出る時もゲストとして呼ばれるので、MCに話を振られる側なんですよね。だけど「はねトび」からずっとやっている本来の2人の姿は、MCとしての聞き手側。そこでのマワしや仕切りの能力が抜群に高い。この動画のキングコングさんは、その本来の能力の高さが発揮されていますね。

みしま 最後になりましたが、この動画、実は3部作になっています。ここで決まった内容を実行した堤下さんがクレームを付けに来るという動画に続きます! そちらもおもしろいので、是非合わせてご視聴下さい!

吉松ゴリラ(お笑い芸人)

SHUプロモーション所属。 宮崎大学大学院首席。もともとコンビで活動をしていたが、解散後ピンへ転身した。

Twitter:@hidetaka111

Instagram:@h_yoshimatsu

YouTube「よしまつゴリラちゃんねる」

よしまつごりら

最終更新:2022/04/14 12:52
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