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乃木坂46を語らせてください!#8

生田絵梨花、乃木坂46だけじゃないアイドルの可能性を広げた偉大すぎる背中

生田の伴奏は鉄板

 生田は音楽面においても乃木坂46を牽引していった。2015年正月の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)では「君の名は希望」をピアノ生演奏で披露すると、『乃木坂46 真夏の全国ツアー2015』では同曲や「何度目の青空か?」などを生田の伴奏に乗せて歌唱する演出も少しずつセットリストに組み込まれていった。生田のピアノが乃木坂46のライブ演出において重要な役割を果たしていくのもこの頃からだ。

 2017年には『MTV Unplugged』で初のソロコンサートを開催。過去には宇多田ヒカルや平井堅、長渕剛などそうそうたるアーティストが出演してきた番組とあって、そこに生田の名前が挙がるというのはそれだけで大きな快挙だった。本コンサートをきっかけに生田の高い歌唱力は広く認知されるようになり、以降は『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)や『SONGS』(NHK総合)など歌番組でソロ出演することも増えていく。今年5月に開催された『日比谷音楽祭2021』に生田はソロで出演したが「君の名は希望」や斉藤由貴のカバー「卒業」を歌唱する姿は、アイドルの佇まいではなく、もはやひとりのアーティストを見ているようでもあった。

 生田の卒業はグループにとっては大きな損失ではあることには間違いない。だが、生田本人のことを考えると、ベストなタイミングのようにも思える。これほどまでに明るい未来を描くことができるメンバーはそう多くないだろう。今後も自分の道を突き進んでいってほしい。

川崎 龍也(アイドルライター)

2019年よりフリーライターとして活動しつつ、現在は都内にあるWEBメディアでも勤務。主にアイドルのコラムやインタビュー記事を書いています。noteでは毎週アイドルの楽曲レビューを更新中です。

Twitter:@ryuya_s04

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かわさきりゅうや

最終更新:2023/06/22 00:47
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