ふぉ~ゆ~、Z世代から支持のデータ?地上波進出の背景に日テレの新戦略
ジャニーズグループ・ふぉ~ゆ~の冠番組『ふぉ~ゆ~の王道テレビ~年末のどさくさに紛れて地上波SP』が、12月28日深夜に放送された、CS日テレで放送中の同番組は今回、関東ローカルながら地上波初進出となった。
「メンバーの福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介の4人全員に『ゆう』が付いていることから、故・ジャニー喜多川氏が命名。ジャニーズ事務所所属23年、グループデビューが10周年のキャリアを誇りますが、CDデビューには至っていません。嵐・二宮和也が『ウチの事務所が公式的に絶対推さないグループ』と紹介して話題になったこともありましたが、口さがない人たちからは『ジャニーズの落ちこぼれ』『ジャニーズの3軍』と揶揄されてきました。番組ではドッキリやゲーム、シチュエーションコントにトークといったテレビの王道企画に挑戦。視聴者からは『ふぉ~ゆ~さんめちゃくちゃ面白かった!』『もっとたくさん地上波で見たいです!』『歌もダンスもトークも最高!後はデビューするだけ』と好意的なコメントがネット上に書き込まれています」(女性誌ライター)
日本テレビといえば、放送中の『今夜くらべてみました』が2022年3月で終了し、その後枠候補としてKing&Princeの冠番組が始まると一部で報じられている。もしかすると、不人気ジャニーズのフォローをしっかりすることで、関係性を強めたい思惑もあったのかもしれない。
しかし、テレビ関係者は「今回の地上波進出からは、日テレの新たな戦略がある」と言い、さらに続ける。
「日テレ関係者から聞いた話では、CSの番組を地上波特番に格上げしたのは、『2・5枚目』という新ジャンルを確立させる、実験の意味合いもあったとのこと。ジャニーズファンと言っても、みんながみんなキンプリやなにわ男子を推しているわけではなく、やはりマニアックなファン層というのは絶対数いる。無名でもキャリアが長いということは、裏を返せばそれだけ固定ファンを獲得しているとも言えますし、ふぉ~ゆ~にはスポンサー受けがいいZ世代から支持されているというデータもあるようです。そこに鉱脈があると見て、日テレは彼らに注目したのでしょう。評判は上々でしたから、もう一度、地上波のチャンスが与えられそうです」
また、ふぉ~ゆ~の地上波進出の裏には、ジャニーズの滝沢秀明副社長の“温情”もあったという。
「ふぉ~ゆ~は『バックについたことないジャニーズの先輩はいない』と言うほどの苦労人。また、ジャニーズの作・演出・構成の舞台を長きにわたって支え続けたステージのプロフェッショナルでもある。滝沢氏には“頑張っているグループには報いたい”という思いがある。21年には、現ジャニーズグループの中でファンクラブ会員数やCDの売り上げが最下位のA.B.C-Zが冠番組やCMなど急に新しい仕事が決まったことがよい例です。ふぉ~ゆ~にも22年、さらなるチャンスが与えられそうです」(前出・テレビ関係者)
2・5次元ならぬ、2・5枚目ブームを呼び込めれば飛躍が期待できそうだが、さてどうなる?
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