紅白歌合戦司会陣奮闘も…ワースト視聴率更新でついに打ち切り話に現実味
#NHK紅白歌合戦
2021年大晦日に中継された『第72回NHK紅白歌合戦』の平均世帯視聴率が2日に発表され、前半(午後7時半から8時55分)が31.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、後半(午後9時から11時45分)が34.3%(同)を記録。いずれも昨年の前半34.2%、後半40.3%から大きく数字を落とし、さらに、2部制となった1989年以降、ワーストだった2019年の37.3%(第2部)を下回った。
出場歌手が発表される前から辞退する歌手が報じられ、特に目玉となるような歌手も見られないまま本番を迎えるに至った。
ただ、各スポーツ紙によると、杉山賢治実施本部長は「2年連続司会の大泉洋さんは、持ち前の明るさと話術で司会陣をリードしていただき、川口春奈さんも初司会とは思えない落ちつきぶりで、ともにご自身のカラーを十分に発揮され、まさに一体となって紅自を盛り上げてくれました」とコメント、司会の2人を絶賛。
さらに「それぞれの歌に込められた大切なメッセージが視聴者のみなさまの心に深く届いたと確信しております」とし、「紅白歌合戦は、今後も、そんな歌の力を余すことなくお届けしていきます」と意気込んだというが、どうやら、かなり厳しい状況に追い込まれてしまったようだ。
「昨年1月、元みずほフィナンシャルグループ社長だった前田晃伸氏がNHK会長に就任して以来、局内には改革の嵐が吹き荒れている。任期は23年の1月までだが、任期中にマンネリを打破させるため、長寿番組を次々と終わらせる意向で、そのターゲットに紅白も入っている。昨年、高視聴率を記録していたら制作サイドも抗弁できたかもしれないが、前年より6%ダウンという大幅なワースト更新ではそれも難しい」(放送担当記者)
すでに、同局の長寿番組の『ガッテン!』『バラエティー生活笑百科』などが、来年3月で打ち切りにとなることが報じられている。
そして、紅白についても前田会長は、公の場で「紅組と白組を分けたり、優勝旗を渡すシステムをやめるべきでは」と言及。
さらに、「週刊文春」(文芸春秋/12月30日・2022年1月6日 新年特大号)によると、ある幹部には「紅白を終わらせる」とも言ったそうで、記者の直撃に対して22年の紅白について「今年は止めるとか言ってないけど、来年のことはわかんないよって言ったんだよ」と発言したというのだ。
いよいよ、紅白がその歴史に幕を閉じてしまうかもしれない。
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