堀未央奈、乃木坂46の2期生から生まれた女優としての決心
#堀未央奈 #乃木坂46
2021年に結成10周年を迎えた乃木坂46。その1年を振り返ると、草創期からグループを支えてきた1、2期生の卒業が相次ぎ、世代交代を強く感じさせる年でもあった。
乃木坂46を去っていったメンバーたちは、グループや私たちファンに何を遺してくれただろう。このシリーズでは、2021年に卒業した8人のメンバーを順番に取り上げ、その軌跡を改めて振り返りたい。
第1回目は、堀未央奈。
2期生に受け継がれたバトン
2021年の卒業生の一人目は2期生の堀未央奈だった。掘といえば、2013年に加入して約半年後には7thシングル『バレッタ』でセンターに抜擢されるという波乱万丈なキャリアのスタートが真っ先に思い出される。
センターに抜擢された2013年の乃木坂46はまだ1期生が選抜の中心であり、そのなかで2期生の堀がセンターに立つということは、ファンだけではなくメンバーからの厳しい目線があったことだろう。だが、堀はそのことを感じさせないパフォーマンスで、グループに新しい風を吹かせてくれただけではなく、受け継がれたバトンを次代へと確実に引き継いでくれた。その役目を一身に背負ってくれた堀の功績は、非常に大きいものがある。
それだけではない。同期の渡辺みり愛(2021年8月卒業)は「未央奈は2期生をプッシュしてくれようとするから、それはすごくありがたいし、選抜に入り続けてきた未央奈にしかそれはできないことなんです」と語っている(『BRODY 2019年6月号』白夜書房)。何かと“不遇”と言われ続けた2期生を代表してファンとの接点を作り続け、最後の最後まで2期生の存在を気にかけていたのも掘だった。
そんな堀は加入から1年後の12thシングル『太陽ノック』では初めての選抜落ちを経験。乃木坂46が2015年に公開したドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方』では、堀の葛藤とともに、これまでの長い髪を切り、新たにスタートを切ろうという決意が描かれた。自分の中で決意を新たにしたことで気持ちがリフレッシュしたのだろう、14thシングル『ハルジオンが咲く頃』以降は、全てのシングルで選抜入りを果たし、フロントポジションも務めるなど、グループの中心として大きく成長。冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でも独特なキャラクターで存在感を発揮し、バラエティでも欠かせない存在となっていった。
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