久慈アナ退社がフジの大量人材流出の引き金に!? 安月給の「不動産会社」に見切りか
#女子アナ
一人の女子アナが退社するという話だけでは済まなくなっていきそうだ。
先日、フジテレビの次期エースと目されていた久慈暁子アナの退社報道が飛び出し、女子アナファンを驚かせた。
「年明けにも発表される見通しですが、どうやら3月を待たずに退社すると見られています。一部では、『めざましテレビ』のメインMCのポストを後輩だった井上清華アナに奪われたことからの“屈辱退社”と報じられていますが、その背景にあるのは、フジの給料の安さ。30代で年収2000万円と言われた時代はもはや過去のこと。給与水準は右肩下がりで、現在の久慈アナの年収は800万円程度だと言われています。それでも一般企業のOLと比べれば十分高いですが、女子アナは美容や衣装代やタレントとの付き合いもありますから、交際費はそれなりにかかります。フジの女子アナが“ステマ”で美容室代など浮かせてようとしていたのも、根本は給料の安さが原因でしたからね」(テレビ関係者)
しかし、「振り向けばテレビ東京」と言われるフジテレビとしては、今の業績では給料を上げたくてもとても上げられない。そればかりか、年明けには50代以上を狙い撃ちにしたリストラを発表してさえいる。
「対象者は300人近くいますが、すでに100人近い局員が応募すると見られています。そればかりか、20代~30代の若手局員も続々と退社。全盛期を知るバブル世代はまだ“フジテレビ愛”が強いですが、衰退した後に入社した世代は見切りが早い」(前出・テレビ関係者)
若手局員らが将来に不安を覚える理由が、業績の“中身”だという。民放プロデューサーが明かす。
「もはやフジホールディングスの中心はテレビ事業ではなく、ホテル事業や不動産の賃貸です。地上波に至っては売り上げこそ差はあれ、利益率ではBSフジと変わらない。これではテレビマンとして、とても胸を張れません。坂上忍がMCを務める『バイキング』が打ち切りになったのも、坂上を筆頭にタレントのギャラを払えなくなったから。後番組は情報番組になるようですが、出演者は局アナと1時間拘束してもギャラが3万円程度で済む芸人が出るだけになるんだとか。番組の制作費も10年前の4分の1まで削られて、制作会社のモチベーションも低い。久慈アナはフジ系列の『フォニックス』ではなく、別の芸能プロ入りすると報じられていますが、フジの内情を知る彼女は、自分が出たいと思える番組が生まれないと踏んで、距離を置こうとしているのかもしれませんね」
久慈アナが27歳の若さで局に見切りをつけたのは、同僚アナ、とりわけ若手アナたちは大いに動揺したはず。2022年、「安月給」の「不動産会社」から逃げ出すフジテレビ局員が続出すれば、その波紋は他局にも広がり、テレビ界の衰退が加速していきそうだ。
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