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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 庄村聡泰「沈丁花」を全曲レビューする

元[Alexandros]庄村聡泰、DISH//祝紅白出場 全曲高密度のEP「沈丁花」を全曲レビューする

「B-BOY」でおっさんも上がっちゃう

 またまた面白かったのは続く「B-BOY」。乾いたギターのカッティングと軽快なラップの裏にはスラップと言う90’sミクスチャーの定石をぶちかましてくれる。中間部にはどこかとぼけた様な浮遊感を漂わせるサプライズ付きで、これはおっさん否応なしに上がっちまうヤツですこんなん聴けるとかめっさ嬉しいですありがとうございます。

 そしてミディアムテンポの四つ打ちと規則的なシンセのフレーズが印象的な「揺れてゆく」は後半どんどん大仰になって行く”揺れた 揺れたんだ”の多重コーラスがクセになる。終盤で主張するギターも聴き所であるメロウな佳曲であり、唐突なエンディングも相まって個人的には最も中毒性の高い1曲でもあった。

 と、本来であれば主に「Shout it out」についての原稿となる筈がこの有様である。だって曲毎に言及せざるを得んのだよこんな密度の曲を並べられちゃあ。紅白本番でいきなり「B-BOY」とかかましてくれないかしら(絶対にない)。

庄村聡泰(コラムニスト・スタイリスト)

ロックバンド[Alexandros]のドラマーとして2010〜21年に活動。バンド時代の収入ほぼ全てを注ぎ込むほど傾倒した音楽や洋服を中心に、映画やマンガ、アニメやグルメ、世界各地の珍スポットなどのさまざまなカルチャーに精通し、これらの知識と経験を生かしてライフスタイル提案型ファッションブランド「スナック NGL」を始動。また、歌劇な過激団 @furaku_taru の制作総指揮を務めるなどプロデュース活動や、#サトヤスタイリングとしてファッションスタイリングや、#ショウムライターとして音楽や映画をはじめさまざまなメディアでインタビューやコラムを執筆。自ら映画にも出演するなど精力的な活動を広げている。 #サトヤスタイリング #ショウムライター インタビュー

Twitter:@shomurasatoyasu

Instagram:@shomurasatoyasu

庄村聡泰のホームページ

しょうむらさとやす

最終更新:2022/02/03 00:59
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