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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 岸田総理「こんなに嫌われていたのか」

「こんなに嫌われていたのか」岸田総理、菅と安倍からキレられる?

神田沙也加さんの遺書を手に入れた文春

 今週の第1位は、週刊文春の神田沙也加の死の真相に迫った記事に贈りたい。

 まだ35歳という若さで、何に悩み死を選んだのか。文春は遺書を手に入れたという。私が知る限り、沙也加の遺書を入手したのは文春だけだろう。

 だが、警察は公式に「遺書は見つかっていない」と発表している。では、その遺書とはどういうものなのだろう。

 12月18日、札幌市内のホテルの高層階から転落し、急逝した女優・神田沙也加。亡くなる直前、交際相手の男性俳優との間にトラブルがあったことが文春の取材でわかったという。

 結婚を前提とした真剣な交際だったようだ。

 話は遡る。18日の午前10時過ぎに、沙也加のマネージャーがホテル側に、昼の12時から公演が始まるのに連絡が取れないから、部屋を開けてくれといいに来る。

 20階の部屋を訪ねるともぬけの殻。机の上には2通の封筒が置かれ、1通は事務所宛て、もう1通は5歳年下の俳優、前山剛久(30)宛てだったという。そこには、

「女性にあまり強い言葉を使っちゃダメだよ。一緒に勝どきに住みたかった。2人で仲良く、子供を産んで育てたかったです。ただ心から愛してるよ」
 と書かれていたそうだ。

 そして、「男性が別の女性に心変わりしてしまったショック、自分が理想の女性になれなかったお詫び、夢見た未来がもう叶わない現実への未練や悲しみ……」(文春)が綴られていたという。

 マネージャーが110番した後、警察とスタッフが総出でホテル中を探し回り、約2時間後に、14階の非常用屋外スペースで発見された。

 不思議なことに、沙也加の部屋の窓は15cmしか開かず、破損した形跡はないというのだ。警察は事件性はないと判断しているそうだ。

 それに、沙也加が「芸能界のお母さん」と慕っている大地真央が長年主演を務めてきた『マイ・フェア・レディ』の公演中に亡くなったのも、不可思議ではある。

 神田沙也加は松田聖子と神田正輝を両親に持つ。だが、沙也加が生まれて間もなく離婚してしまう。

 男出入りの絶えない母親のために、全寮制の名門校でいじめにあったこともあったようだ。

 芸能界デビューは14歳だったが、周囲の大きな期待に応えられずに悩んだという。

 母親・聖子ともそりが合わず、窓ガラスを割る騒ぎになり、警察が出動する騒動になったことも。

 7年前から絶縁状態になり、弁護士を通じてしか連絡が取れなくなっていたという。

 2017年に年上の俳優・村田充と結婚するが、母親には一切連絡をせず、結婚式には父親の神田正輝を呼んだ。その村田とは2019年に離婚。

 沙也加は、2014年3月に公開された『アナと雪の女王』でアナ役の声優を担当して注目を浴びる。

 離婚後、舞台で共演した前山と付き合い始めた。そのころ沙也加は、感情の浮き沈みが激しく、心療内科に通院していて、精神安定剤を服用していたそうだ。

 また前山の元カノとの関係にも悩んでいたという。沙也加は前山に誓約書まで書かせたというが、前山はそれを守らなかったそうだ。

 書置きにあった勝どきというのは、そこで物件を見つけて2人で暮らそうとしていたようだ。だが、本契約間近になって、前山が同棲を白紙にしたいといい出したというのである。

 愛した男に裏切られ、のどの調子も悪く、手術をしなければまずい状態にもなっていたという。

 その絶望の果ての自殺? だが、文春が入手したのはいわゆる「遺書」ではない。また、自殺するために部屋の窓から飛び降りたというのでもないようだ。

 自殺か事故か? まだわからないようだが、松田聖子はNHKの紅白を辞退した。

 幸少なかった娘に、どんな言葉をかけているのだろう。(文中敬称略)

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2022/07/06 13:47
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