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岸田首相が“ネタ元”? 国交省・統計不正問題、FLASHの永田町取材力

岸田文雄首相がリークした?

 私は、あまり注目されないがFLASHの永田町の取材力はかなり買っている。安倍晋三首相(当時)の病気をいち早く報じたのもFLASHであった。

 今回、朝日新聞がスクープした国土省の統計不正問題は、岸田文雄首相がリークしたのではないかと報じている。

「12月25日、『朝日新聞』のスクープで発覚した国土交通省の統計不正問題。GDP算出にも用いられる『建設工事受注動態統計』のデータが’13年度から書き換えられ、数値がかさ上げされていたが、岸田文雄首相(64)はその日の国会で即座にこの事実を認め、真相解明を支持した。

 この統計不正で争点となるのが、’12年12月からの安倍晋三元首相(67)による第2次政権で掲げた『アベノミクス』との関連性だ。この問題は幾度も官僚の『忖度』が取りざたされた安倍政権批判の“蒸し返し”に繋がりかねない」(FLASH)

 永田町関係者は岸田がネタ元ではないかと勘繰る背景には、2人の関係悪化があるという。

「総裁選後、露骨に岸田首相は安倍さんを無視する方向へ舵を切った。閣僚人事でも、総選挙の候補者調整でも安倍さんは言うことを聞いてもらえず、いらだっている。そんな岸田首相への挑発のためにも『台湾有事は日本有事』発言をしたのだろう」(自民党関係者)

 さすがにリーク元は岸田ではないだろうが、森本学園問題の公文書改ざんで自死した赤木俊夫の遺族からの訴訟を、国が『認諾』して敗訴で終わらせたのも『野党に攻めさせる根拠を与えた』と、自民党内では怨嗟の声が出ています」(政治部デスク)

「12月15日には岸田内閣の松野博一官房長官(59)が、いまだ倉庫に眠る約8千万枚もの“アベノマスク”について『希望自治体への配布』を明言し、処分に乗り出すことを決めた。こうした安倍元首相へのチクチクとした攻勢の裏に岸田を助ける大物の存在が――」(同)

 あるというのである。

「岸田さんは、いま他派閥も取り込んだ『大宏池会』実現のために、麻生太郎自民党副総裁(81)と距離を近づけています」と自民党中堅議員が話している。

 麻生としては、大宏池会構想を持つ岸田が現れたのは好都合だったようだ。麻生は、谷垣グループと結集して大宏池会とし、実現したら岸田は宏池会出身の麻生を初代会長の推すはずだという。麻生にとっても大宏池会は長年の悲願。「向こう10年は宏池会から総裁を出す」と自信を深めているようだ。

 政治アナリストの伊藤惇夫は岸田政権をこう分析する。

「安倍政権から続く強権的な政権と違い、ソフト路線です。これは強硬姿勢の岸信介政権から交代した池田勇人政権が『低姿勢』と『寛容と忍耐』でいったのと同じ。そして、その池田氏が宏池会の始祖ですよ」

 歴史は繰り返すということか。

 さて、日大のドン、田中英寿前理事長が起訴された。「所得税法違反(脱税)の容疑で逮捕された事件で、東京地検特捜部は20日、田中前理事長を同罪で起訴し、発表した。関係者によると前理事長は起訴内容を認めているという。

 特捜部の発表などによると、田中前理事長は2018年に1千万円、20年に1億820万円の計1億1820万円の収入を申告せず、計約5200万円の所得税を免れたとされる。隠したとされるのは取引業者からのリベートなどで、逮捕容疑から20万円減った。

 関係者によると、大半の現金は前理事長の妻が受け取り、税務申告の役割も妻が担っていたという」(朝日新聞DIGITAL12月21日5時00分より)

 妻の優子は病院に入っているようだが、この夫婦、結婚した時から妻が夫を従えていたようである。

 文春によれば、

「優子氏の母親は阿佐ヶ谷で下駄屋を営み、そこを喫茶店に改修。さらに『五平』という名の居酒屋を始めた。これが今の『ちゃんこ料理 たなか』のルーツです。店には当時から阿佐ヶ谷に合宿所があった日大相撲部の学生が通って来ていて、そのうちの一人が田中氏だったのです」(当時を知る日大OB)

 優子は演歌歌手としてデビューもしている。田中はカネのある優子におんぶにだっこで、のし上がってきた。

 そのため優子には今でも頭が上がらないという。

 日大ではドンと恐れられたが、家に帰ればマスオさん。夫婦とは面白いものだ。

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